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稲沢市の特徴

稲沢市は愛知県の北西部に位置する市で、一宮市や愛西市、清須市やあま市、また岐阜県羽島市、海津市と隣接しています。人口は約13万5千人で、市の木はマツ、市の花はキクです。市内には木曽川や日光川、五条川が流れています。645年の『大化の改新』の後に尾張国の国府が置かれ、また奈良時代には聖武天皇の命により国分寺・国分尼寺が建立されるなど、このエリアの政治・経済の中心地となりました。また尾張国の総社として『尾張大国霊神社』が置かれます。江戸時代には脇街道美濃路の『稲葉宿』として栄えました。1958年に市制施行して稲沢市が発足しました。2005年に中島郡平和町・祖父江町を編入し、現在の市域となっています。現在は「自然の恵みと心の豊かさ、人が輝く文化創造都市」として街づくりを進めています。また植木や苗木の産地として全国的に知られています。また名古屋市へのアクセスが良好なことから、ベッドタウンとして人口を増やしながら発展を続けています。

矢合観音入り口にある商店のお饅頭！『矢合観音饅頭』！

稲沢市にある観音様として有名なのが『矢合観音（やわせかんのん）』です。ご本尊は『十一面観世音菩薩で、宗派は禅宗、臨済宗妙心寺派です。実はお寺ではなく在家で、橋本家によって祀られ続けています。観音様が諸病にご利益という話が周囲に広まり、近隣や遠地から参詣者が集まるようになりました。この観音様はお城の城主の持仏だったという説や、井戸から出た仏様だという説があります。この「矢合観音」の入り口に『さかえや菓子舗』というお店があり、このお店で販売されているのが『矢合観音饅頭』です。全国和菓子博名誉金賞受賞の商品で、美味しさはお墨付きとなっています。昔からこの地域では有名なお饅頭で、参詣者が購入してお土産にしています。名物となっている「矢合観音饅頭」は皮に酒粕が混ざった蒸し饅頭で、皮はふっくらとしていて、お酒の香りがします。10個入りと6個入りが販売されているため、「矢合観音」や稲沢氏を訪れた時のお土産として購入してみてはいかがでしょうか。

「あらすか」の意味とは？愛知の方言！

稲沢市がある愛知県に伝わっている個性的な方言を紹介していきます。一つ目が「あらすか」です。「あらすか」は、アメリカの北部の州『アラスカ』のことではありません。愛知の方言で「あらすか」と言うと、「ない」という否定の意味になります。「そんなことはない」と否定するとき、「そんなことあらすか」と愛知の人は言います。次に紹介する愛知の方言が、「あまたらこい」という言葉です。所見の方はかなりユニークに感じられる言葉かもしれません。「あまたらこい」には「甘すぎる」という意味があります。例えば初めてのケーキショップで購入したケーキが甘すぎる時、「これ、あまたらこいでかんわ」などと言います。最後に紹介するのが「いざらかす」です。「いざらかす」という愛知の方言には、「動かす」という意味があります。空間を作るため、ずらす意味があり、「机を動かして」という標準語の文章は、愛知の方言に直すと「机、いざらかして」になります。

国府とともに誕生した神社！『尾張大国霊神社』

稲沢市国府宮に鎮座する神社が『尾張大国霊神社（おわりおおくにたまじんじゃ）』です。近くに尾張国の国府があったことから、『国府宮神社（こうのみやじんじゃ）』と呼ばれています。『延喜式神名帳』に掲載されていた歴史ある神社で、御祭神は 尾張大国霊神です。このエリアを開拓した人々が、自分たちを養う土地の霊力を、神と崇めたのが始まりとされています。このように開拓に由来する神社のため、御祭神は大国主命という説もあります。「尾張大国霊神社」は尾張国府が設置されると同時に創建されたため、尾張国の総社とされました。毎年旧暦1月13に落ちに執り行われる神事『国府宮はだか祭り』は全国的に有名なお祭りで、くじによって選出された「神男（しんおとこ）」に触れると厄落としになるという言い伝えがあり、たくさんの人が参加して盛り上がりを見せます。最寄り駅の名鉄名古屋本線の駅名は神社の名前にちなみ『国府宮駅』になっています。「国府宮駅」から徒歩3分で訪れることができます。