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松山市の特徴

松山市は愛知県の中部に位置する市で、愛媛県の県庁所在地です。東温市や今治市、広島県呉市などと隣接していて、人口は約50万人となっています。四国地方最大の人口を誇り、中核市となっています。市域は松山平野に広がり、西は瀬戸内海に面していて、北東は高縄半島の山々、南は四国山地に面しています。江戸時代に加藤嘉明が『松山城』を築城し、城下町として町が発展していきます。1635年に松平定行が松山藩の藩主となり栄えました。3000年の歴史があるとされる『道後温泉』は人気の観光スポットであるとともに、正岡子規や夏目漱石ゆかりの地として知られています。『坊ちゃん』や『坂の上の雲』の舞台になったことでも有名で、市内を『坊ちゃん列車』が走ります。アーケード街の『大街道』や『銀天街』などの繁華街を持ち、最新設備を導入した『坊ちゃんスタジアム』ではプロ野球の試合も行われています。農業も盛んで『みかん』の生産地として全国的に有名です。

空襲や家事を潜り抜けてきたお城！『松山城』！

松山市のシンボルが『松山城』です。現存十二天守の一つに数えられています。『金亀城』や『勝山城』、『伊予松山城』と呼ばれることもあります。市の中心地に立つ「勝山」の山頂に本丸が、西南麓に二の丸と三の丸がある平山城です。1602年に加藤嘉明が松前から転封すると、平山城の築城を始めます。1603年に加藤嘉明はこの地を「松山」と呼び、「松山城」となりました。1635年に松平定行が藩主となり「松山城」に居城します。1784年に落雷があり、主な建物が焼失します。1854年に12代藩主松平勝善が大天守などを再建します。第二次世界大戦の間は、陸軍省の管轄となります。1933年に起きた「松山城放火事件」により、大天守以外の建物を焼失します。さらに「松山空襲う」で天神櫓などの11棟を焼失しました。1952年には二之丸と三之丸を含む『松山城山公園』が国の史跡に指定され、2006年には「日本の歴史公園100選」に選定されました。正岡子規が「松山や秋より高き天主閣」と詠んだ、松山市だけでなく日本が誇る名城として、人々の目を楽しませています。

万葉集にも読まれるほどの古湯！『道後温泉』！

松山市を代表する観光名所の一つが『道後温泉』です。「日本三古湯」の一つと言われていて、『万葉集』にも詠まれています。泉質は単純温泉で、厳選の温度は42度から51度ですが、これらをミックスして46度で供給しています。神経痛やリューマチ、胃腸炎や皮膚病に効果があるとされています。道後温泉街が広がり、中心となるのは『道後温泉本館』になります。『松山駅』から『道後温泉』までは、市内電車『坊ちゃん列車』が走り、夏目漱石の小説『坊ちゃん』の舞台となった、松山市と道後温泉を盛り上げています。「道後温泉本館」の北から東にかけて、ホテル旅館街となっており、土産物屋が立ち並びます。足湯などが置かれていて観光客が無料で楽しめる場合もあります。「道後温泉本館」は市営の浴場で、観光客だけでなく、地元客も少なくありません。また『椿の湯』も市営の浴場で、こちらは地元客が中心となっています。また『飛鳥乃温泉』も市営の浴場ですが、入浴料が高く地元客があまりいないため、ゆっくりと入浴できる温泉になっています。

松山城の守りを固めた！『伊佐爾波神社』

松山市桜谷町に鎮座する神社が『伊佐爾波神社（いさにわじんじゃ）』です。『道後温泉』の近くの「道後山」山腹に鎮座します。御祭神は譽田別尊（ほんだわけのみこと）、足仲彦尊（たらしなかつひこのみこと）、氣長足姫尊（おきながたらしひめのみこと）、三柱姫大神です。仲哀天皇と神功皇后が、「道後温泉」に来湯した際の行宮跡に創建されたと言われています。『延喜式神名帳』にも掲載されている古くから信仰されている神社です。当初は「伊佐爾波岡」と呼ばれていた、現在の『湯築城跡』に鎮座していたとされ、築城に際して、現在地に遷座しました。松山藩の藩主・加藤嘉明は、『松山城』の固めとして「松山八社八幡」を定めます。「伊佐爾波神社」は、『湯月八幡宮』という名前で、「一番社」とされ、また武運長久の祈願社として、土地を寄進されています。1667年に新社殿が完成し、松平家より代参として家老竹内家が参拝し、遷宮式が行われたと言います。市内電車『道後温泉駅』から徒歩5分で訪れることができます。