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松原市の特徴

松原市は大阪府の中央に位置する市で、大阪市、堺市、八尾市、藤井寺市、羽曳野市と隣接しています。人口は約11万7千人で、市の木はマツ、市の花はバラです。市域は大阪市に隣接していて、大和川や西除川が流れます。5世紀ころに、反正天皇が「丹比柴籬宮」（たじひしばがきのみや）を置いたとされています。市内には『阿麻美許曾神社』など、古くに建立された神社仏閣が多く、歴史を感じさせる街並みが残されています。江戸時代には、丹南藩の陣屋が置かれ、また交通の要衝として発展しました。1955年に中河内郡松原町・天美町・布忍村・恵我村・三宅村が合併して松原市が発足します。市内には近鉄南大阪線が通り、『河内松原駅』が中心駅となっています。大阪のほぼ中央に位置することから「大阪のへそ」と呼ばれています。大阪府で初めて「セーフコミュニティ」に認定された市で、市民の安全、犯罪の防止に積極的に取り組みながら、住む人が安心して暮らせるまちづくりを目指しています。

市内の飲食店が作るご当地グルメ！『まつばらバーガー』！

松原市のご当地グルメとして誕生したのが『まつばらバーガー』です。松原市内の飲食店が、松原市らしいハンバーガーを作り、各店舗で提供しています。まず『ライブ＆バー K's2』で提供されている人気のハンバーガーは小松菜をメインに置いています。松原市は小松菜の栽培を盛んにおこなっていますが、松原さんの小松菜が野菜のメインとして使用されています。小松菜の味を生かすことを考え、生の葉はレタスの代わりに、茎の部分はピクルスの代わりにして使用し、素材すべてを味わえるように工夫しています。手ごねハンバーグと合わせると、絶品バーガーに仕上がっています。『創作揚げ工房さ・ん・ぽ』が提供している「まつばらバーガー」は、河内合鴨を使用したものです。河内合鴨のモモ肉とミンチ、季節の野菜をソースに使用しています。モモ肉は柔らかくあげていて、味噌田楽と野菜タルタルのソースが絶品です。揚げ物店らしく、揚げパンでサンドされたご当地バーガーに仕上がっています。他にもいくつもの「まつばらバーガー」が提供されていますので、市内を巡って食べ歩きをしてみてはいかがでしょうか。

「ほかす」の意味は？大阪の方言！

松原市がある大阪府には、個性的な方言が伝わっています。そこで大阪弁のフレーズをいくつか紹介していきます。一つ目の方言が「ほかす」です。「ほかす」の意味が想像できるでしょうか。「ほかす」には「捨てる」という意味があります。例えば「ゴミを捨てる」という標準語の文章は、「ゴミをほかす」になります。「捨てておいて」と頼むときは、「ほかしといて」と大阪の人は言います。大阪の人も「捨てる」という言葉を使うため、な「はかす」と「捨てる」を何となく使い分けているようです。次に紹介する大阪の方言が「ぼちぼち」です。「ぼちぼち」には「そろそろ」という意味があります。いかにも大阪弁らしいフレーズではないでしょうか。「そろそろ、行こうか」と一緒にいる人に合図をするとき、「ぼちぼち、行こか」と大阪の人は言います。「そろそろ、仕事を終わりにしよう」と上司が部下に言うときも、大阪の職場では「ぼちぼち、仕事を終わりにしよか」などと言います。

中臣氏の祖先を祀った神社かもしれない！『阿麻美許曾神社』

大阪市東住吉区矢田に位置する神社が、『阿麻美許曾神社（あまみこそじんじゃ）』です。御祭神は、素盞嗚尊（すさのおのみこと）、天児屋根命（あめのこやねのみこと）、事代主命（ことしろぬしのみこと）です。ただし、それ以前に祀っていたと考えられる神様は定かでなく、かつて中臣氏の支配地域だったことから、神社名に含まれる「許曾（こそ）」が尊称だと考えて、中臣氏の祖先である、阿摩比古命（アマノヒコノミコト）を祀った神社だったのではないかと推定することもできると言います。いずれにせよ『延喜式神名帳』に掲載されている歴史ある神社であることは確かです。手水舎の近くに「行基菩薩安住の地」という石碑があるため、行基がこの地に居住していたという説もあります。現在の拝殿は1863年の建築で、本殿は独特の阿麻美造という様式です。また境内には樹齢500年を超える巨大なクスノキや、神馬の像があります。近鉄南大坂線『河内天美駅』下車、徒歩20分で訪れることができます。