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八尾市の特徴

八尾市は大阪府の中部に位置する市で、大阪市や東大阪市、柏原市や藤井寺市、松原市や奈良県生駒郡平群町、さらに三郷町と隣接しています。人口は約26万5千人で、市の木はイチョウ、市の花はキクです。市域は大阪平野に広がり、市の東部には生駒山系が連なっています。南部には『八尾空港』があり、陸上自衛隊や民間の小型航空機に使用されています。飛鳥時代には物部氏の勢力下にあり、滅亡後も傍系一族出身の道鏡が西宮を造営しました。奈良時代には難波と大和国を結ぶ交通の要衝として栄えます。戦国時代には合戦の戦場となります。江戸時代には八尾寺内町が創設され、現在の八尾市の発展の基礎を作りました。1948年に中河内郡龍華町・八尾町・久宝寺村・大正村・西郡村と合併して八尾市となります。市内をJR関西本線、おおさか東線、近鉄大阪線、信貴線、西信貴鋼索線、大阪市高速電気軌道が通り、『八尾駅』、『近鉄八尾駅』が市の中心となっています。神社仏閣が多く、歴史を感じさせる街並みが現在も残ります。

八尾市の特産品2つ！『八尾枝豆』と『八尾若ごぼう』！

八尾市の特産品の一つが『八尾枝豆』です。近畿地方市町村別枝豆生産量を比較すると、八尾市が14％余りを占めていて、トップの位置を誇ります。「八尾枝豆」は採れてからすぐに大阪のスーパーや八百屋さんに並びますが、これは「枝豆」のうまみ成分は収穫後2日で半減すると言われているためです。いつでも新鮮な味わいを楽しめる「八尾枝豆」を、八尾市を訪れた際に購入してみてはいかがでしょうか。次に紹介する八尾市の特産品が『八尾若ごぼう』です。「若ごぼう」はキク科の2年草で、根っこの部分を食べる普通のゴボウとは違い、根や軸、葉まで食べることができる特産野菜です。「葉ごぼう」と呼ばれることもあります。繊維質が豊富で、新陳代謝を活発にする効果が期待できるため、昔からよく食べられてきました。「八尾若ごぼう」は食物繊維や鉄分、カルシウムがたっぷり含まれている栄養価の高い野菜です。また形が「矢」のように見えることから「やーごんぼ」と呼ばれることもあります。

大阪に行ったら使いたい！「なんでやねん」！

八尾市が位置する大阪では、「大阪弁」という共通言語があります。これから大阪に行く予定がある人は、どのような大阪弁を使えばいいか知っておきましょう。知っておきたい大阪弁が「なんでやねん」です。「なんでやねん」は関西出身の漫才師が言っていることが多く、聞いたことがある方言かもしれません。「なんでやねん」には「どうして、そうなるんですか？」という意味があります。誰かがボケたとき、冗談を言った時に、ツッコミを入れる用途で使われる言葉のため、覚えておくと便利でしょう。例えば、買い物をした時、お釣りが20円なのに、お店の人が「二千万円」と言ってくることがあります。このような冗談を言われたとき、照れて何も言えなくなってしまう標準語圏の人は多いかもしれません。このような時に、「なんでやねん」という関西弁を使ってみましょう。きっと良いコミュニケーションが生まれるはずです。大阪の人はとにかく冗談を言うのが好きなので、常にアンテナを張り「なんでやねん」を言う心の準備をしておきましょう。

食べ物の神様を祀る神社！『恩智神社』

八尾市恩智中町に鎮座する神社が『恩智神社（おんじじんじゃ）』です。大御食津彦大神（おおみけつひこのおおかみ）と大御食津姫大神（おおみけつひめのおおかみ）を祀っています。『延喜式神名帳』に掲載されている神社で、「御食」という言葉があるように、食べ物をつかさどる神様とされています。創建は不祥ですが、神功皇后の『三韓征伐』の際に、住吉神と恩智神が現れて皇后を守護したので、恩智神は高安の七郷を賜ったと伝わっています。雄略天皇14年頃の創建とも言われています。現在の場所に鎮座する前は、現在の御旅所（おたびしょ）に鎮座していたと言います。この地は弥生時代中期の遺跡『恩智遺跡』として知られているため、「恩智神社」との関係性を指摘されています。南北朝時代初期に、『恩智城』が築城されたとき、城が神社を見下ろすような形になったため、現在の場所に遷座したとされています。近鉄大阪線『恩智駅』から徒歩約20分で訪れることができます。