ロードサービスにバッテリー上がり修理を依頼できる?料金も紹介

任意自動車保険の多くには、標準でロードサービスが付帯されています。

ロードサービスとは、保険に加入している車に何らかのトラブルが生じた場合、作業スタッフが現地まで駆けつけ、応急処置を施してくれるサービスのことです。サービス内容は加入している自動車保険によって異なりますが、車のバッテリー上がりの修理にも対応してくれるのか疑問を持つ人も多いでしょう。

今回は、自動車保険のロードサービスにバッテリー上がりの修理を依頼できるか、修理を依頼すると保険料が高くなるのかなど、ロードサービス関連の疑問について解説します。

自分でバッテリー上がりを修理する方法や、ロードサービス以外でバッテリー上がりの修理を依頼できるサービスもご紹介しますので、参考にしてください。

ロードサービスにバッテリー上がりの修理を依頼できる?

ロードサービスを利用した場合の条件と料金

前述したとおり、任意自動車保険のロードサービスの内容は保険会社ごとに異なると説明しましたが、バッテリー上がりに関してはほとんどのロードサービスで対応可能です。

なぜなら、車のトラブルで最も発生しやすいのはバッテリー上がりで、JAFの出動理由でも全体の7割近くを占めているからです。[注1]

ロードサービスが標準付帯されている自動車保険なら、ほとんどといってよいほどバッテリー上がりに対応していますので、バッテリーが上がってしまったら加入している保険会社に連絡してみましょう。

[注1]JAF:よくあるロードサービス出動理由
https://jaf.or.jp/common/about-road-service/frequency

ロードサービスを利用する場合の条件

ロードサービスを利用する場合の条件は、自動車保険の契約車両であることです。標準でロードサービスが付帯されている保険の場合、契約車両であれば無料でロードサービスを利用できます。なお、任意自動車保険は1台ごとに契約を締結する仕組みになっています。

たとえば2台の車を保有しており、両方でロードサービスを利用したいのなら、それぞれの車がロードサービス付きの自動車保険に加入する必要があります。

ロードサービスを利用する際にかかる料金

ロードサービスは自動車保険に付帯しているサービスの一種ですので、自動車保険に加入している間は原則として無料で利用できます。

ただし、保険会社によっては「保険期間中、最大3回まで」など、ロードサービスの利用回数に上限を設けているところもあります。この場合、4回目以降もロードサービスを利用することは可能ですが、別途料金を支払わなければなりません。

ロードサービスの利用回数や、上限の有無は保険会社ごとに異なりますので、一度加入している保険会社の規約をチェックしてみましょう。

ロードサービスにバッテリー上がりの修理を依頼すると保険料は高くなる?

苦い表情の夫婦

自動車事故に保険の補償サービスを利用すると、ノンフリート等級が下がるため、翌年以降の保険料の負担が大きくなります。ロードサービスも車の故障やトラブルに関連して利用するものなので、一度でもサービスを使うと保険料に影響するのではと不安になる方も少なくないようです。

結論からいうと、ロードサービスを何回使っても、保険料に影響が及ぶことはありません。そもそもノンフリート等級とは、契約者の事故実態に応じてリスクを20の等級に分類する制度のことです。初めて自動車保険に加入する際は6等級からスタートし、自動車保険の補償を一年利用しなかった場合は、翌年度の契約の等級が1つ上がる仕組みになっています。

保険料はノンフリート等級が高いほど安くなるため、無事故・無補償でいれば保険料は段階的に下がっていきます。逆に事故を起こして保険の補償を利用した場合、等級が3つ上がってしまうため、事故前の保険料に戻るまでに最低でも3年かかる計算になります。

ただ、等級が下がるのはあくまで事故で補償を受けた場合のみです。
ロードサービスは自動車保険の補償ではなく、あくまで付帯サービスの一種すので、何度使っても等級が下がることはありません。バッテリー上がりなどのトラブルが発生したりバッテリー上がり料金が気になったりしたとしても、等級の心配をすることなく、安心してロードサービスを利用しましょう。

ロードサービス以外でバッテリー上がりの修理を依頼できるサービス

車のボンネットの中を修理する人

自動車保険のロードサービス以外にも、バッテリー上がりの修理を依頼できるサービスは大きく分けて3つあります。

1. JAF

JAF(日本自動車連盟)では、バッテリー上がりやバッテリー交換料金をはじめとするさまざまなカートラブルの救助要請を受け付けています。全国各地にサービス拠点を持ち、24時間365日体制で車のトラブル、故障に対応しています。

料金はJAF会員か否かによって大きく異なり、会員の場合は時間帯や場所を問わず、無料でバッテリー上がりを修理してもらえます(部品代は除く)。ただ、JAF会員になるためには入会金(2,000円)と年会費(4,000円)を支払う必要があります。[注2]

契約方法によっては入会金が割引されたり、不要になったりしますが、サービス利用の有無にかかわらず一定のコストがかかる点に注意が必要です。非会員の場合は規定の基本料+作業料が発生しますが、このうち基本料は要請があった場所や時間帯によって、8,380円~1万9,900円と料金に大幅な開きがあります。

いずれの場合も一年分の会員費より割高になるため、会員になってバッテリー上がりを含む万一のカートラブルに常時備えておきたいという人向けのサービスといえるでしょう。また、バッテリー料金などが気になる場合も問い合わせてみるとよいでしょう。

[注2]JAF:ロードサービスの料金を調べる
https://jaf.or.jp/common/about-road-service/estimate-costs

2. クレジットカード付帯のロードサービス

クレジットカードの中には、標準またはオプションでロードサービスを付帯させられるものもあります。自動車保険のロードサービスと基本的に内容は同じで、バッテリー上がりにも対応しています。

ただし、自動車保険のロードサービス同様、年間の利用回数に上限が設けられていることもあるので、あらかじめカード規約をよく確認しておきましょう。
もともとクレジットカードの作成を検討していた人にとっては一石二鳥の方法といえますが、ロードサービス付帯のクレジットカードは数が少なく、選択肢が限られてしまいます。

また、ロードサービスの利用自体は原則無料ですが、クレジットカードの入会金や年会費は別途発生する点にも注意が必要です。

3. バッテリー上がり専門業者

バッテリー上がりを専門とする業者に修理を依頼する方法もあります。

救助要請を依頼した場所にもよりますが、比較的短時間で現地まで駆けつけて作業してくれるケースが多く、すぐに車を動かしたいという人におすすめです。

また、キー閉じ込みやレッカーなど幅広いサービスに対応しているJAFとは異なり、バッテリー上がりの修理に特化しているため、救助要請が混雑して待たされるリスクも少ないところが利点です。

原則として事前の会員登録などは不要で、バッテリーが上がった際には電話1本ですぐに救助要請を受け付けてもらえます。料金もJAF非会員のケースに比べて安く済む場合が多いので、JAFに入会していないのならバッテリー上がり専門業者に依頼したほうがコストの節約になります。

料金の支払い方法も、現金またはクレジットカード払いのみのJAFに対し、さまざまな方法に対応しています。たとえば「バッテリー上がり救急隊」なら、現金とカード払いに加え、コンビニ後払いも可能です。

自分の手持ちやニーズに合わせて支払い方法を選べるのも、専門業者ならではのメリットといえるでしょう。

自分でバッテリー上がりを修理する方法

自分でバッテリー上がりを修理する方法
バッテリー上がりは必要なアイテムが揃っていれば、自分で修理することも可能です。ここでは自分でバッテリー上がりを修理する方法を3つ紹介します。

1. ブースターケーブルを使用する

正常なほかの車(救援車)と自分の車をブースターケーブルで繋ぎ、電力を供給してもらう方法です。

ブースターケーブルは赤・黒の2本で1セットになっており、赤のケーブルで+端子同士を、黒のケーブルで救援車の-端子と、バッテリー上がりの車の金属部分(エンジンやフレームなど)をそれぞれ接続します。この状態で救援車のエンジンを始動すると、バッテリーの充電が開始され、エンジンを掛けられるようになります。

ブースターケーブルさえあれば、初心者でも簡単に修理できる便利な方法ですが、救助車がいることが前提となるため、滅多に車が立ち入らない場所でバッテリー上がりを起こしてしまった場合は対処できない場合があります。

2. ジャンプスターターを使う

ジャンプスターターとは、持ち歩きできる小型バッテリーのことです。あらかじめ本体を充電しておけば、バッテリー上がりが発生した際、ジャンプスターターと車のバッテリーを接続するだけでエンジンを始動できます。

ジャンプスターターはUSB充電のほか、シガープラグからの充電も行えるので、走行中に充電しておけばいざというときのトラブルに備えられます。ケーブルは付け替え可能で、スマホのモバイルバッテリーとして使用することもできます。

3. カーバッテリー充電器を使う

自宅の駐車場など、近くにコンセントがある場合はカーバッテリー充電器を使うという方法もあります。

コンセントに接続したカーバッテリー充電器を、ブースターケーブルを使って車のバッテリーと繋ぎます。カーバッテリー充電器の電源をオンにし、車のバッテリーに適した充電アンペア数を設定したら、充電をスタートさせます。

バッテリーの構造上、充電率は100%になりませんので、90%まで充電したらカーバッテリー充電器の電源をオフにし、バッテリーからブースターケーブルを外します。

ブースターケーブルやジャンプスターターを使った方法は応急処置なので、修理後に1時間走行してバッテリーを充電させる必要がありますが、この方法なら修理後の走行は不要です。

コンセントが室内にしかない場合は、バッテリーを外して充電する方法もありますが、ややリスクをともないますので、ほかの方法で対処したほうがよいでしょう。

バッテリーが上がったらプロに依頼すると安心!

バッテリー上がりを電話で相談している

急なバッテリー上がりには、プロの力を借りることをおすすめします。「バッテリー上がり救急隊」では、年中無休、最短30分で現地に駆けつけ、バッテリー上がりに迅速に対応します。

バッテリー上がりにお困りの際は、ぜひバッテリー上がり救急隊にご相談ください。
https://battery119.net/

 

まとめ

自動車保険にロードサービスが付帯している場合は、車のバッテリー上がりの修理に対応してもらうことが可能です。ただ、ロードサービスには利用制限が設けられているケースも多く、規定回数を超えると有償対応になってしまうことがあります。

自動車保険のロードサービス以外では、JAFやクレジットカード付帯のロードサービスを利用する方法もありますが、前者は非会員の利用料金が高く、後者は利用回数に制限が設けられているケースがほとんどです。

JAF非会員の料金よりもお得に、かつ必要なときにいつでもバッテリー上がりに対応してもらいたいのなら、バッテリー上がり専門業者の利用をおすすめします。

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