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岡山市の特徴

岡山市は、岡山県の南東部に位置する市で、倉敷市や玉野市、総社市などと隣接しています。人口は約72万人で、市の木はクロガネモチ、市の花はキクです。岡山県の県庁所在地で、政令指定都市になっています。市域北部は吉備高原の一角をなしていて、南部の岡山平野に中心市街地があります。古代は「吉備国」として繁栄します。戦国時代に宇喜多直家が『岡山城』を奪い、1573年に本拠地とします。山陽道を岡山経由に付け替え、城を大規模に拡張するなどすると、岡山は政治経済の中心地となりました。江戸時代に入ると池田家の城下町として栄えます。18世紀に入ると『後楽園』が造成されるなど、国内屈指の経済力を持つ城下町となりました。現在は桃やぶどうの産地として知られるフルーツ王国で、さらにコメの生産量も豊富です。市内を山陽新幹線や山陽本線、赤穂線、宇野線、本四備讃線、津山線、吉備線が走るなど、鉄道網が充実しています。また「岡山城」、『最上稲荷』、『吉備津神社』など、神社仏閣や観光スポットにも恵まれており、全国屈指の観光都市に数えられています。

岡山市のご当地ラーメンと言えば！『トンカツラーメン』！

岡山のご当地ラーメンとして有名なのが『トンカツラーメン』です。『カツラーメン』、『カツそば』などと言うこともあります。『パーコーメン』という中華料理とよく似ていて、ラーメンの具材にトンカツを載せたものを指します。岡山市内で「トンカツラーメン」が定着したのは、第二次世界大戦後に、洋食文化が広まった高度経済成長期だと考えられています。ラーメンは誰でも口にできる安価なメニューで、一方でトンカツは当時高級食とされていたことから、ラーメンにトンカツが乗る、豪勢な感じが受けたと言われています。また岡山市には『デミカツ丼』というご当地グルメがあり、他の市区町村に比べて、トンカツ好きが多い県民性だと考えられており、「トンカツラーメン」が生まれるのも自然な流れだったと考えることができます。テレビや雑誌で、岡山の隠れた名物料理として「トンカツラーメン」が取り上げられることが増え、現在では岡山市を代表するグルメへと成長を遂げています。

「あんた」の意味は？岡山の方言を紹介します！

岡山市のみなさんが使用する言葉として、岡山弁があります。一つ目に紹介する岡山の方言が「あんた」です。「あんた」には「あなた」という意味があります。少し雑な表現で、尊敬を欠いているように感じられる人もいるかもしれません。しかし岡山の人は「あなた」と同じように、相手のことを「あんた」と呼びます。また「相手の家」「あなたの家」という意味で「あんたかた」という方言もあります。「あんたかた、どこ？」と岡山出身の人が聞いたとき、「あなたの家はどこですか？」という意味があります。「じゃろ？」という言葉を語尾に付ける方言もあります。標準語でいえば「だろ？」とか「でしょ」の意味があります。「そうでしょ？」を岡山の方言にすると、「そうじゃろ？」とか「ほーじゃろ？」などとなります。さらに「なんしょん？」という方言もあります。「なんしょん？」には、「何してるの？」という意味があります。岡山出身の人に「なんしょん？」と言われたら、何をしているのか尋ねられているのだと思いましょう。

日本三大稲荷の一つ！『最上稲荷』

岡山市北区高松稲荷に鎮座する日蓮宗のお寺が『最上稲荷（さいじょういなり）』です。正式名所は『最上稲荷山妙教寺』と言います。ご本尊は久遠実成本師釈迦牟尼仏です。伏見、豊川に並ぶ「日本三大稲荷」の一つに数えられることがあります。752年に孝謙天皇の病気平癒の勅命を受けて、吉備山中の八畳岩で修法した結果、最上位経王大菩薩を感得します。その後、天皇は全快し、これがお寺の始まりとされています。さらに桓武天皇の病気平癒祈願の功徳により、寺院建立の寄進申し出があったため、大師は霊地を求めていると、最上位経王大菩薩から宣告があり、この地にお寺を立てることになったと伝わっています。羽柴秀吉による中国進行の結果、一度滅亡しますが、江戸時代に『稲荷山妙教寺』として再興され、日蓮宗へ改宗しました。現在の本殿は1979年に建造されたものです。初もうでの時期は、岡山県で最大の参拝客が訪れます。JR西日本吉備線『備中高松駅』を下車し、徒歩30分ほどで訪れることができます。