ヴェゼルでバッテリー上がり？症状から原因、対処法まで徹底解説

ホンダのヴェゼルはそのスタイリッシュなデザインと高い燃費効率で人気のハイブリッド車です。ただ当然ですが、ヴェゼルにもほかの車種と同様に、突然エンジンがかからなくなる、電子機器の動作が不安定になるなど、バッテリー上がりの症状が現れることがあります。このような状況は、ただ不便なだけでなく、時には運転する人の安全をも脅かす可能性があるので、放置してしまうのは非常に危険。
では、ヴェゼルのバッテリーが上がってしまう原因は何なのでしょうか？また、万が一そのような状況に陥った時、どのように対処すればよいのでしょうか？
この記事では、ヴェゼルのバッテリー上がりに関する症状から原因、そして効果的な対処法までを徹底解説します。あなたのヴェゼルを長く、安全に乗り続けるための知識を、ここで身につけてください。

ヴェゼルの特徴

ホンダのヴェゼルは、美しいクーペプロポーションとシンプルで整理されたインテリアデザインが特徴のSUVです。e:HEV（ハイブリッド）モデルを中心に、高効率な走行性能と低燃費を実現しています。WLTCモード燃費は、最大で25.0km/L（e:HEV X〈FF〉モデル）に達し、環境に優しい運転をサポートします。
安全面では、Honda SENSINGをはじめとする先進の安全運転支援システムを全タイプに標準装備。これにより、安心でストレスフリーなドライビングを実現し、自動車アセスメント（JNCAP）による衝突安全性能・予防安全性能・事故自動緊急通報装置の総合評価で最高ランクの“ファイブスター賞”を獲得しています。

ヴェゼルは、そのスタイリッシュな外観、環境性能、安全性能、そして先進装備を兼ね備えたモデルとして、多くのドライバーに選ばれています。これらの特徴は、ヴェゼルがただのSUVではなく、日常の運転を快適で安全、かつ楽しいものに変えるための工夫が随所に施されていることを示しています。主に、都会的なライフスタイルにマッチした車を求める人におすすめです。

ヴェゼルのバッテリー上がりの症状を解説

ホンダ ヴェゼルは、スタイリッシュなデザインと先進技術で人気のSUVです。しかし、他の車と同様に、バッテリー上がりなどのトラブルが発生する可能性があります。
ここでは、ヴェゼルのバッテリー上がりの主な症状を4つ解説します。

セルモーターの回転が弱々しい

ヴェゼルのバッテリー上がりの一つの明確な兆候は、セルモーターの回転が弱々しいことです。通常、キーを回してエンジンを始動させる際には、セルモーターが力強く回転し、エンジンをスムーズに始動させます。しかし、バッテリーの電力が不足している場合、セルモーターに十分な電力が供給されず、回転が弱々しくなり、エンジンがなかなか始動しない状況が発生するのです。この症状は、バッテリーの充電不足や老朽化が原因であることが多く、バッテリーの点検や交換が必要なサイン。
具体的には、以下のような症状がみられた場合、注意が必要です。これらの症状が現れた場合は、早めにバッテリーの状態を確認することをおすすめします。

■症状
・エンジン始動時に「キュルキュル」という音が弱々しい
・エンジン始動に時間がかかる
・エンジン始動ができない

エンジン始動時に異音がする

エンジンを始動する際に異音がするのも、バッテリー上がりの症状の一つです。特に、キーを回した時に「カチカチ」という音が聞こえる場合、これはセルモーターが正常に作動しようとしているものの、バッテリーからの電力が不足しているためにエンジンが始動できない状態を示しているのです。このような異音がする場合は、バッテリーの電圧が低下している可能性が高く、速やかにバッテリーのチェックを行うことが推奨されます。

■症状
・エンジン始動時に「カチカチ」という異音がする
・エンジン始動時に「キーキー」という異音がする
・エンジン始動時に「ビーン」という異音がする

電装品が動作が弱々しい

ヴェゼルのバッテリーが上がりかけていると、車内の電装品の動作が弱々しくなることがあります。例えば、ヘッドライトの明るさが著しく低下したり、パワーウィンドウの動きが遅くなったり、オーディオシステムの音量が小さくなるなどの症状が現れます。これらの症状は、バッテリーからの電力供給が不安定になっていることを示しており、バッテリー自体の劣化や充電システムに問題がある可能性があります。

■症状
・ヘッドライトが暗くなる
・パワーウィンドウの動作が遅くなる
・カーエアコンの効きが悪くなる

メーターパネルに警告灯が表示される

ヴェゼルのバッテリーに問題がある場合、ダッシュボードのメーターパネルに警告灯が表示されることがあります。特に、バッテリーマークの警告灯が点灯した場合は、バッテリーの充電状態に問題があることを示しています。この警告灯が点灯している時は、バッテリー自体の劣化や、充電システム（オルタネーターなど）に異常が生じている可能性が高いため、早急に専門のメカニックによる診断が必要です。

■症状
・バッテリー警告灯が表示される
・充電警告灯が表示される
・エンジン警告灯が表示される

ヴェゼルのバッテリー上がりの原因

ヴェゼルに前項目でお伝えしたような症状が見られる場合は、バッテリー上がりを引き起こしている可能性があります。そもそも、どのようなことが原因で、バッテリー上がりを起こしてしまうのでしょうか？
ここでは、ヴェゼルのバッテリー上がりの主な原因を6つ解説します。

バッテリーの寿命

バッテリーの寿命は通常、一般的には3～5年で寿命を迎えるとされています。
経年劣化によりバッテリーの充電能力が低下し、最終的にはエンジンを始動できなくなることがあります。充電能力が低下しているバッテリーは、バッテリー上がりの原因となるため、定期的な点検と適切な時期での交換が必要です。

電気系統のトラブル

オルタネーターなどの電気系統にトラブルが発生すると、バッテリー上がりの原因となり得ます。ショートや配線の損傷は、バッテリーの過剰な放電を引き起こし、バッテリーの急速な消耗につながります。

アイドリングストップ機能の頻繁な使用

アイドリングストップ機能は、停車時にエンジンを自動停止して燃費を向上させる機能です。アイドリングストップ機能の頻繁な使用は、バッテリーに負担をかけることがあります。特に短距離運転が多い場合、バッテリーが十分に充電されず、寿命を縮める原因になることがあります。

ライトの消し忘れ

ライトの消し忘れは、バッテリー上がりの最も一般的な原因です。
車を降りる際にライトを消し忘れると、バッテリーが放電され、バッテリー上がりの直接的な原因となります。特に夜間や暗い場所での駐車時に注意が必要です。

ドアの開閉による電気系統の使用

ドアの開閉時に内部照明が点灯するなど、電気系統が使用されます。短時間であれば問題ありませんが、頻繁な開閉はバッテリーの消耗を早めるため、不要なドアの開閉は避けることが推奨されます。

カー用品の使用による電力消費

カーナビやドライブレコーダーなどのカー用品の使用は、バッテリーからの電力消費を増加させます。特にエンジンオフ時の使用はバッテリー上がりのリスクを高めるため、注意が必要です。

ヴェゼルのエンジンかからない時の対処法

ヴェゼルのエンジンが突然かからなくなってしまった、そんな経験はありませんか？すでにお伝えしておりますが、 ヴェゼルも他の車と同様、エンジン始動時に様々なトラブルが発生する可能性があります。
この項目では、エンジンがかからない時の対処法を、以下3つの項目ごとにご紹介します。

・ブースターケーブルを使った対処
・JAFなどのロードサービスや業者を呼ぶ
・バッテリー交換を行う

これらの対処法を参考に、状況に応じて適切な方法を選択してください。
まずは落ち着いて、慌てずに原因を特定することが大切です。原因を特定することで、適切な対処法を選択し、迅速に解決することができます。

ブースターケーブルを使った対処

ヴェゼルのエンジンがかからない主な原因の一つがバッテリー上がりです。
この状況での一つの対処法は、ブースターケーブルを使用して他の車からエネルギーを供給し、エンジンを起動させる方法です。
まず、両車のエンジンを停止し、ブースターケーブルの赤いクリップを上がったバッテリーのプラス端子に、もう一方の赤いクリップを助けてくれる車のバッテリーのプラス端子に接続します。
次に、黒いクリップを助ける車のバッテリーのマイナス端子に接続し、もう一方の黒いクリップを上がった車のエンジンブロックや金属部分に接続します。これにより、ショートのリスクを避けることができます。
接続後、助ける車のエンジンを起動し、数分間待ってから上がった車のエンジンを起動します。エンジンが起動したら、すぐにケーブルを外すのではなく、しばらくの間両車をアイドリングさせてから、逆の順序でケーブルを外します。

■注意点
・ブースターケーブルの接続を誤ると、感電や車両の故障の原因となるため、注意が必要です。
・バッテリー上がり車両のバッテリーが完全に劣化している場合は、ブースターケーブルで充電してもエンジンが始動できない場合があります。

JAFなどのロードサービスや業者を呼ぶ

エンジンがかからない時、自分で対処できない場合や、ブースターケーブルを使用する環境が整っていない場合は、JAFなどのロードサービスや専門の業者を呼ぶことが最善の策です。
JAFなどのサービスは24時間体制で対応しており、電話一本で現場に駆けつけてくれます。プロの技術者は、バッテリー上がりだけでなく、エンジンがかからないその他の原因も診断し、場合によってはその場で簡単な修理やアドバイスを提供してくれます。
また、必要に応じてレッカーサービスを利用して最寄りの修理工場まで車を運んでもらうことも可能です。このサービスを利用するには、JAF会員である必要がありますが、非会員でも有料で利用することができます。

■対応している業者について
・JAFロードサービス：JAF会員であれば、無料でバッテリー上がり時のロードサービスを受けることができます。

・バッテリー上がりのロードサービスに対応している専門業者：JAF会員ではない場合や、JAFの対応エリア外の場合は、ロードサービス業者に依頼することができます。

バッテリー交換を行う

エンジンがかからない原因がバッテリーの老朽化や故障である場合、バッテリーの交換が必要になります。バッテリー交換は、自動車用品店や修理工場で行うことが可能です。
バッテリーを自分で交換する場合は、まずエンジンを停止し、キーを抜いてから作業を始めます。バッテリーのマイナス端子から外し、次にプラス端子を外します。
新しいバッテリーを設置する際は、この逆の順序で行います。プラス端子を接続した後、マイナス端子を接続します。バッテリー交換後は、車の電子システムがリセットされることがあるため、時計やオーディオシステムなどの設定を再度行う必要があります。
また、バッテリー交換は安全に注意しながら行う必要があり、不安な場合はプロに依頼することをおすすめします。

■注意点
・バッテリー交換は、感電や車両の故障の原因となるため、注意が必要です。
・バッテリーの種類やサイズは、車種によって異なるため、事前に確認が必要です。

ヴェゼルのハイブリッド バッテリーについて

ヴェゼルのハイブリッド バッテリーは、ハイブリッドシステムの電源を供給するバッテリーです。ハイブリッドシステムは、エンジンとモーターを組み合わせて走行するシステムで、エンジンだけでは賄えない電力をハイブリッド バッテリーから供給しています。
ハイブリッド バッテリーは、一般的にガソリン車のバッテリーよりも寿命が長く、10年以上持つといわれています。しかし、走行距離や使用状況によっては、寿命が短くなることもあります。
ハイブリッド バッテリーが寿命を迎えると、ハイブリッドシステムの動作に支障をきたし、バッテリー上がりの原因となる可能性があるので注意が必要。
ハイブリッド バッテリーは、ガソリン車のバッテリーとは異なるため、専門業者に交換を依頼することをおすすめします。

ヴェゼルのバッテリー上がりを未然に防ぐ予防策

ヴェゼルのバッテリー上がりを未然に防ぐためには、日頃から防止策を実施することが大切です。
今回、ヴェゼルのバッテリー上がりを防止する具体的な方法を5つご提案しますので、実行できそうなものから実施いただくことをおすすめします。

バッテリーの定期的な点検

バッテリーの健康状態を保つためには、定期的な点検が不可欠です。専門家による点検では、バッテリーの充電状態や端子の腐食状況をチェックし、必要に応じて清掃や締め直しを行います。これにより、バッテリーの寿命を延ばし、突然の上がりを防ぐことができます。

電気系統のトラブルの早期発見・修理

電気系統のトラブルはバッテリー上がりの原因となり得ます。異常な点灯や電子機器の動作不良が見られた場合は、早期に専門家に診てもらい、必要な修理を行うことで、バッテリーへの負担を減らすことができます。

アイドリングストップ機能の使用頻度を減らす

頻繁にアイドリングストップ機能が作動すると、バッテリーの充電量が減少し、バッテリー上がりの原因となる可能性があります。そのため、アイドリングストップ機能の使用頻度を減らすように心がけましょう。

ライトの消し忘れに注意

ヘッドライトや室内灯などのライトを消し忘れて長時間放置すると、バッテリーの電力が消費し、バッテリー上がりの原因となります。そのため、ライトの消し忘れに注意しましょう。

ドアの開閉やカー用品の使用を控えめにする

ドアを開閉するたびに、パワーウィンドウやルームランプなどの電気系統が使用されます。短時間であれば問題ありませんが、長時間ドアを開閉し続けると、バッテリーの電力が消費し、バッテリー上がりの原因となる可能性があります。また、カーナビやドライブレコーダーなどのカー用品を使用すると、バッテリーの電力が消費されます。特に、エンジン停止時に使用すると、バッテリー上がりの原因となる可能性があります。そのため、ドアの開閉やカー用品の使用を控えめにしましょう。

まとめ

ホンダのヴェゼルは、スタイリッシュなデザインと高性能な機能が人気のハイブリッド車。
ヴェゼルがバッテリー上がりが起こってしまった際は、ジャンプスターターを使い自分で対応する方法もありますが、最適なのはバッテリー上がりの専門業者へ依頼することです。
「バッテリー上がり緊急隊」は、ホンダのヴェゼルをはじめ、さまざまな車のバッテリー上がりに対応しています。突然バッテリー上がりを起こしてしまった場合でも、依頼すればすぐに駆け付けてくれるので、緊急時にも頼りになります。
車のバッテリー上がりでお困りの方は、ぜひバッテリー上がり緊急隊へご連絡ください。