エブリイのバッテリー上がりを復旧させるには?原因と予防法も合わせて解説

エブリイのバッテリー上がりを復旧させるには?原因と予防法も合わせて解説

エブリイが突然エンジン始動不能に! 慌てて原因を探ると、バッテリー上がりだったという経験はありませんか? バッテリー上がりの経験は誰にでも起こり得ることですが、適切な対処法を知っていれば、すぐに復旧させることができます。
今回は、エブリイのバッテリー上がりの原因と症状、復旧方法、そして予防法について詳しく解説します。さらに、バッテリー上がりを復旧させる方法として、ブースターケーブルやジャンプスタートを使用する方法やバッテリー充電器を使用する方法、ロードサービスや専門業者を利用する手順の詳細をご紹介します。
エブリイに乗車する機会がある方はぜひ今回の記事を参考に、バッテリー上がりの対応についての理解を深めてください。

この記事で分かること
・エブリイのバッテリー上がりの症状
・エブリイがバッテリー上がりを起こしてしまう原因
・エブリイのバッテリー上がりを予防する方法

エブリイの特徴とバッテリー上がりの症状

エブリイの特徴とバッテリー上がりの症状

スズキ・エブリイは、スズキが製造・販売している軽自動車クラスの商用バンおよび乗用ワゴン。コンパクトなボディサイズながら、高い実用性と経済性を兼ね備えていることが特徴で、燃費の良さも大きな魅力の一つです。軽自動車特有の低燃費性能により、経済的な運転が可能です。
また、軽自動車税が低いことも、維持費を抑える上でのメリットとなります。
バッテリー上がりとは、自動車のバッテリーが放電してしまい、エンジンが始動しなくなる状態を指します。
エブリイに限らず、すべての自動車に共通する症状として以下のようなものが挙げられます。

・エンジンがかからない
・ヘッドライトが暗い
・パワーウィンドウが動かない
・警告灯が点灯している

ここから、エブリイのバッテリー上がりの症状についてそれぞれ詳しく解説します。

エンジンがかからない

最も一般的なバッテリー上がりの症状の一つが、エンジンがかからないことです。キーを回してもエンジンの始動音が聞こえず、全く反応がない場合、バッテリーの電力が不足している可能性が高いでしょう。この場合、バッテリーを充電するか、必要に応じて新しいバッテリーに交換する必要があります。
エンジンがかからない以外にも、、エンジンをかける際のセルモーターの回転がいつもより遅いと感じる場合は、バッテリーの状態を確認し、必要に応じて充電や交換を行うことをおすすめします。

ヘッドライトが暗い

車を起動した際にヘッドライトの明るさがいつもよりも明らかに暗い場合は、バッテリーの電力が弱っているサインです。ヘッドライトは車のバッテリーに直接電力を供給されているため、バッテリーの状態が悪いとその性能に直接影響します。このような症状が見られた場合は、バッテリーの点検を早急に行うようにしましょう。

パワーウィンドウが動かない

バッテリーが弱っていると、パワーウィンドウの動作も不安定になります。特に、窓を開閉する速度が遅くなったり、全く動かなくなったりすることがあります。これは、バッテリーからの電力供給が不足しているために発生する現象です。バッテリーのチェックとともに、ウィンドウの動作不良が他の原因によるものではないかも合わせて確認することが重要となります。

警告灯が点灯している

警告灯が点灯している

ダッシュボード上の警告灯が点灯している場合、これはバッテリーの問題を示唆している可能性があります。特に、バッテリー警告灯が点灯している場合は、バッテリー自体や充電システムに問題があることを意味しています。
警告灯が点灯している状態を放置すると、エンジンの性能低下、電子制御システムの誤作動、最悪の場合、車両が停止してしまうなど、重大なリスクにつながる可能性も。
特に、バッテリー充電警告灯が点灯している場合、車両を運転し続けることでバッテリーが完全に放電し、エンジンが停止してしまうことも考えられます。

エブリイのバッテリーが上がってしまう原因は?

エブリイのバッテリーが上がってしまう原因は?

お伝えしたように、どんなに信頼性の高い車でも、バッテリー上がりは避けられない問題の一つです。エブリイのバッテリーが上がってしまう原因は様々ですが、主に「バッテリーの劣化」「発電機の故障」「電装品のつけっぱなし」という3つの要因が挙げられます。

バッテリーの劣化は、時間の経過と共に避けられない現象です。また、発電機の故障もバッテリー上がりの一因となります。発電機は車のエンジンが動いている間、バッテリーに電力を供給し続ける重要な役割を担っており、この部品が故障すると、バッテリーへの充電が不十分になります。
さらに、車内の電装品を使用し続けることも、バッテリー上がりを引き起こす原因のひとつ。特にエンジンを停止した状態での長時間の使用は、バッテリーに大きな負担をかけます。これらの原因を理解し、適切な対策を講じることで、エブリイのバッテリー上がりを防ぐことが可能です。
この項目では、これらの原因を詳しく解説します。

バッテリーの劣化

バッテリーの劣化

車のバッテリーは消耗品であり、時間と共にその性能は徐々に低下します。
エブリイのバッテリーも例外ではなく、使用しているうちに化学反応の効率が落ち、必要な電力を蓄えられなくなることがあるのです。劣化の主な原因は、バッテリー内部で起こる鉛と酸の化学反応が徐々に鈍化すること。
また、温度変化による影響も大きく、特に寒冷地ではバッテリー液が凍結しやすく、それが劣化を早めることがあるでしょう。さらに、長期間同じバッテリーを使用していると、内部の電極板が硫酸鉛で覆われ、電気を蓄える能力が低下します。これらの劣化は避けられないため、定期的な点検と適切な時期での交換が必要です。

発電機の故障

エブリイのバッテリーが上がる原因の一つに、発電機(オルタネーター)の故障があります。発電機はエンジンが動作している間、バッテリーに電力を供給し続ける役割を持っています。この発電機が故障すると、バッテリーへの充電が不十分になり、最終的にはバッテリーが上がってしまうのです。
故障の原因としては、発電機の内部コンポーネントの老朽化や、ベルトの緩み、切れなどが挙げられます。特に、ベルト駆動式の発電機では、ベルトの摩耗や張り具合が直接発電効率に影響します。定期的なメンテナンスでこれらの部品の状態をチェックし、必要に応じて修理や交換を行うことが、バッテリー上がりを防ぐポイントになります。

電装品のつけっぱなし

現代の車には多くの電装品が装備されており、これらが消費する電力は決して無視できません。エブリイも例外ではなく、ナビゲーションシステム、オーディオシステム、ライト、エアコンなど、多くの電装品がバッテリーから電力を供給しています。
これらの電装品をエンジンオフの状態で長時間使用し続けると、バッテリーからの電力消費が続き、バッテリーが上がってしまう原因となります。特に、ヘッドライトや室内灯をつけっぱなしにしてしまうことはよくあるミスです。車を降りる際には、必ず全ての電装品がオフになっていることを確認することが大切です。
また、長期間車を使用しない場合は、バッテリー自体を外して保管することも、バッテリー上がりを防ぐ一つの方法です。

エブリイのバッテリー上がりを復旧させる方法

エブリイのバッテリー上がりを復旧させる方法

エブリイのバッテリー上がりは、適切な方法を用いれば比較的簡単に復旧させることが可能です。

主な復旧方法として、「ブースターケーブルによるジャンプスタート」「バッテリー充電器による充電」「ロードサービスや専門業者の利用」という3つのアプローチがあります。

ブースターケーブルを使用したジャンプスタートは、他の車のバッテリーから電力を借りてエンジンを起動させる手法で、緊急時に迅速に対応できる方法です。
一方で、バッテリー充電器を用いた充電は、バッテリー自体を健康な状態に回復させることができるため、長期的な解決策となります。
最後に、ロードサービスや専門業者の利用は、自身での対処が難しい場合や、より専門的なサポートが必要な状況に適しています。
これらの方法を適切に選択し利用することで、エブリイのバッテリー上がり問題を効果的に解決し、安心して運転を続けることができます。

ここから、それぞれの方法についてより具体的な手順をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

ブースターケーブルによるジャンプスタート

エブリイのバッテリー上がりを復旧させる最も一般的な方法の一つが、ブースターケーブルを使用したジャンプスタートです。
この方法は、他の車のバッテリーから電力を借りてエンジンを起動させる手法であり、緊急時に迅速に対応できる利点があります。
ジャンプスタートを行う際は、まず両車のエンジンを停止し、駐車ブレーキをかけて安全を確保します。
次に、ブースターケーブルの赤いクリップを上がったバッテリーのプラス端子に、もう一方の赤いクリップを助けてくれる車のバッテリーのプラス端子に接続します。
黒いクリップは、上がったバッテリーのマイナス端子ではなく、金属部分に接続することで、安全に電流を流してください。接続後、助けてくれる車のエンジンを起動し、数分間そのままにしておきます。
その後、エブリイのエンジンを起動させます。エンジンが無事に始動したら、すぐにケーブルを外すのではなく、数分間エンジンを回してからケーブルを外します。この方法は、正しい手順で行えば安全かつ効果的ですが、誤った接続はバッテリーや車両の電子システムに損害を与える可能性があるため、注意が必要です。

バッテリー充電器による充電

バッテリー上がりのもう一つの復旧方法は、バッテリー充電器を使用してバッテリーを充電することです。
この方法は、自宅やガレージで時間をかけてバッテリーを完全に充電できるため、バッテリーを長持ちさせることができます。
充電器を使用する際は、まずエブリイのエンジンを停止し、バッテリーの端子を確認します。充電器のクリップをバッテリーの端子に正しく接続し(赤いクリップをプラス端子に、黒いクリップをマイナス端子に)、充電器を電源に接続します。
多くの充電器には、充電状態を示すインジケーターがあり、完全に充電されると自動で充電を停止する機能を持っているものもあります。
充電が完了したら、充電器をバッテリーから外し、エンジンを起動してみます。

この方法は、バッテリーを長期間保持することができ、また、バッテリーの寿命を延ばすことにもつながりますが、充電には数時間から一晩かかる場合があるため、即時の対応が必要な場合には向いていません。

ロードサービスや専門業者の利用

バッテリー上がりで自力での復旧が難しい場合や、正しい手順に自信がない場合は、ロードサービスや専門業者に依頼するのが最適な解決策です。
ロードサービスは24時間体制で対応しており、電話一本で現場に駆けつけてくれます。専門の技術者がバッテリーの状態を診断し、ジャンプスタートや必要に応じて新しいバッテリーへの交換サービスを提供してくれます。
この方法の最大の利点は、迅速かつ専門的な対応を受けられることにあります。

また、自身で対処するよりも安全性が高く、車両に損害を与えるリスクを最小限に抑えることができます。ただし、サービスには費用がかかるため、契約している自動車保険のロードサービス特約の有無や、サービス内容を事前に確認しておくことが重要です。

エブリイのバッテリー上がりを予防するには?

エブリイのバッテリー上がりを予防するには?

エブリイのバッテリー上がりは突然訪れることがあり、日常の快適なドライブを妨げる原因となります。しかし、適切な予防策を講じることで、このような状況を大幅に減らすことが可能です。
エブリイのバッテリー上がりを予防する主な方法には、「定期的なバッテリー点検」と「電装品の使い過ぎに注意する」「車の長期間放置に注意する」というものがあります。これらの簡単な予防策により、エブリイのバッテリー上がりを効果的に防ぐことができるのです。

ここから、これら3つの予防方法について詳しくお伝えします。

定期的なバッテリー点検

エブリイのバッテリー上がりを予防する最も基本的な方法は、定期的なバッテリー点検です。
バッテリーの寿命は一般的に3〜5年とされていますが、使用環境や頻度によってはそれより早く劣化することもあります。定期的な点検では、バッテリーの端子の腐食や緩みがないか、バッテリー液の量が適切かなどをチェックします。
また、専門の機器を使用してバッテリーの充電状態や健康状態を測定することで、早期に劣化の兆候を発見し、必要に応じてメンテナンスや交換を行うことができます。このような定期点検は、突然のバッテリー上がりを防ぐだけでなく、バッテリー自体の寿命を延ばす効果も期待できます。

電装品の使い過ぎに注意する

エブリイを含む現代の車には多くの電装品が搭載されており、これらの過度な使用はバッテリーの負担を大きくします。特にエンジンを停止した状態でのライトやオーディオシステム、ナビゲーションシステムの長時間使用は、バッテリーの急速な消耗を招きます。
車を使用しない時は、必ずこれらの電装品をオフにすることが重要です。また、不要な電装品の使用を控えることでバッテリーへの負担を軽減し、バッテリーが上がってしまうことを予防できます。電装品の使用には常に注意を払い、バッテリーの無駄遣いを避けることが大切です。

車の長期間放置に注意する

車を長期間放置すると、バッテリーが自然放電してしまうことがあります。エブリイを含む多くの車では、アラームシステムやキーレスエントリーシステムなど、エンジンが停止していても僅かな電力を消費し続ける電装品があります。これらの微小な電力消費が積み重なり、長期間にわたって車を使用しない場合、バッテリーが上がってしまう原因となります。長期間車を使用しない予定の場合は、バッテリーターミナルを外して電力の流れを遮断するか、定期的にエンジンを起動してバッテリーを充電するようにしましょう。これにより、バッテリーの自然放電を防ぎ、バッテリー上がりを予防することができます。

まとめ

エブリイにおけるバッテリー上がりの症状は、日常のメンテナンスと注意によって予防することが可能です。定期的なバッテリーチェックと、異常な兆候に早めに対処することで、突然のトラブルを避けることができます。また、バッテリーの寿命は一般的に3〜5年とされていますので、使用年数がこの範囲に達している場合は、新しいバッテリーへの交換を検討することが賢明です。

「バッテリー上がり緊急隊」は、エブリイはもちろん、その他の車種のバッテリー上がりに対応。突然のバッテリー上がりにも、連絡をすればすぐに駆け付け対応します。
車のバッテリー上がりでお困りの方は、ぜひバッテリー上がり緊急隊へご連絡ください。

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