レクサスのバッテリー上がりの原因と対処法をご紹介

レクサスは、高級車ブランドとして知られるトヨタ自動車が販売する車です。走行性能や安全性、デザイン性など、高い評価を受けています。しかし、レクサスの車にも、バッテリー上がりのリスクがあります。
バッテリー上がりの主な原因は、ライトの消し忘れや半ドアといった、電装品の使用による放電です。また、バッテリーの劣化や、電装品の故障など、さまざまな原因が考えられます。
バッテリー上がりを起こした場合は、ジャンピングスタートやバッテリー交換などをおこなう必要があります。バッテリー上がりを防ぐためには、定期的なメンテナンスや、電装品の使用には注意が必要です。
この記事では、レクサスのバッテリー上がりの原因と対処法についてご紹介します。レクサスの車を所有している方は、ぜひ参考にしてください。

レクサスのバッテリー上がりの原因について
レクサスのバッテリー上がりに対する対処法
レクサスのバッテリーが上がるのを防ぐには？
- バッテリー交換
- バッテリーの定期的なケア
まとめ

レクサスのバッテリー上がりの原因について

レクサスは、トヨタ自動車のハイブリッド専用車ブランドです。2009年に「HS」を発売して以来、現在までに「CT」「NX」「RX」「LS」「ES」「UX」など、さまざまなモデルをラインアップしています。
レクサスのハイブリッド車は、エンジンとモーターを併用して走行するシステムを採用しています。エンジンとモーターの組み合わせにより、力強い加速と燃費性能を両立しています。また、エンジンを停止してモーターだけで走行する「EVモード」も搭載しており、静粛性にも優れています。
また、安全性にも力を入れており、プリクラッシュセーフティシステムやレーンディパーチャーアラートなどの先進安全技術を搭載しています。

レクサスには、具体的に以下のような特徴があります。

エンジンとモーターを併用したシステムにより、力強い加速と燃費性能を両立
エンジンを停止してモーターだけで走行する「EVモード」も搭載
高級車ならではの乗り心地と静粛性
安全性にも力を入れた先進安全技術
レクサスのハイブリッド車は、燃費性能と乗り心地を重視するユーザーにおすすめです。

このことから、レクサスは、燃費性能と乗り心地を両立させた、高級車としての魅力を備えたモデルといえるでしょう。

しかし、レクサスも他の車と同様に、バッテリー上がりのトラブルが発生する可能性があります。
冒頭でもお伝えした通り、バッテリー上がりは、バッテリーの電圧が不足して、エンジンがかからなくなるトラブルです。バッテリー上がりの原因は、さまざまなものがあります。
また、レクサスのバッテリー上がりには、ハイブリッド車としての特殊性も影響しています。
レクサスのハイブリッド車は、エンジンとモーターを併用して走行するため、バッテリーの消耗が他の車よりも早い傾向にあります。そのため、ハイブリッド車では、通常のガソリン車よりもバッテリー上がりが発生しやすくなるのです。

この項目では、レクサスのバッテリー上がりの原因について、以下のポイントに絞って解説します。

バッテリーの寿命
バッテリーの電極の汚れやサビ
オルタネーターの不具合
ライトやオーディオなどの電装品の過度な使用

ここから詳しく解説していきますので、レクサスをお持ちの方や、日頃から運転する機会のある方はぜひ参考にしてください。

バッテリーの寿命

レクサスのバッテリーが上がってしまう原因として、バッテリーの寿命が考えられます。
理由として、以下の項目が挙げられます。

レクサスのハイブリッド車は、通常のガソリン車よりもバッテリーの消耗が早い傾向にある
バッテリーの寿命は、使用状況や環境によって異なる
バッテリーの寿命は、一般的に3〜5年程度である

レクサスのハイブリッド車は、エンジンとモーターを併用して走行するため、バッテリーに負荷がかかりやすいです。そのため、通常のガソリン車よりもバッテリーの消耗が早くなる傾向にあります。
また、バッテリーの寿命は、使用状況や環境によっても異なります。バッテリーを頻繁に使用したり、高温や低温の環境で使用したりすると、寿命が短くなることも。
一般的に、バッテリーの寿命は3〜5年程度と考えられています。そのため、バッテリーの寿命が近づいてくると、バッテリー上がりのリスクが高まります。
具体的には、以下の症状が見られたら、バッテリーの寿命が近づいている可能性があるでしょう。

エンジンがかかりにくい
アイドリングが不安定になる
エアコンの効きが悪くなる

これらの症状が見られたら、カーディーラーや専門業者にバッテリーの点検やメンテナンスを依頼するのがおすすめです。

バッテリーの電極の汚れやサビ

レクサスのバッテリー上がりには、バッテリーの電極の汚れやサビが原因であることが考えられます。
以下は、バッテリーの電極の汚れやサビがバッテリー上がりの原因と考えられるポイントです。

バッテリーの電極は、バッテリーの電気を流す重要な役割を果たしている
バッテリーの電極が汚れたりサビたりすると、電気の流れが悪くなる
電気の流れが悪くなると、バッテリーが充電されにくくなる

バッテリーの電極は、バッテリーの電気を流す重要な役割を果たしています。バッテリーの電極が汚れたりサビたりすると、電気の流れが悪くなるため、バッテリーが充電されにくくなるのです。
また、バッテリーの電極が汚れる原因としては、バッテリーの液漏れや、バッテリーの端子に付着した汚れなどがあります。バッテリーの液漏れは、バッテリーの寿命が近づくと発生することがあります。くわえて、バッテリーの端子に付着した汚れは、バッテリーの使用中に発生することがあります。

バッテリーの電極がサビる原因としては、バッテリーの端子に付着した水分や、バッテリーの使用中に発生する水蒸気などがあります。バッテリーの端子に付着した水分は、バッテリーの使用中に発生する水蒸気によって蒸発すると、水蒸気として残り、サビの原因となります。
バッテリーの電極の汚れやサビを放置しておくと、バッテリー上がりの原因になるだけでなく、バッテリーの寿命を縮める原因にもなります。そのため、定期的にバッテリーの電極の汚れやサビをチェックし、汚れやサビがあれば、清掃または交換することをおすすめします。

オルタネーターの不具合

レクサスのバッテリー上がりの原因のひとつとして、オルタネーターの不具合が考えられます。
オルタネーターは、エンジンの回転力を利用して、バッテリーに電気を供給する装置です。オルタネーターが故障すると、バッテリーが充電されなくなり、バッテリー上がりの原因になることも。

オルタネーターがバッテリー上がりの原因とされる理由は以下。

オルタネーターは、バッテリーを充電する役割を果たしている
オルタネーターが故障すると、バッテリーが充電されなくなる
バッテリーが充電されなくなると、バッテリー上がりになる

また、オルタネーターが不具合を起こしてしまう原因としては、ベルトの劣化や切れブラシの磨耗、レギュレーターの故障があります。
くわえて、オルタネーターが不具合を起こすと、バッテリー上がり以外にも、ヘッドライトやウィンカーの明るさが弱くなったりエアコンの効きが悪くなったり、エンジンの回転数が不安定になったりといった症状を引き起こしてしまうのです。

これらの症状が見られたら、オルタネーターの故障が疑われます。オルタネーターは、自分で修理することは難しいため、修理工場で点検してもらうことをおすすめします。

ライトやオーディオなどの電装品の過度な使用

レクサスをはじめ、車の主なバッテリー上がりの原因に挙げられるのが、ライトやオーディオなどの電装品の過度な使用です。
具体的には、以下のような理由からバッテリー上がりを起こしてしまいます。

ライトやオーディオなどの電装品は、バッテリーから電力を消費する
電装品を過度に使用すると、バッテリーの電力が不足する
バッテリーの電力が不足すると、バッテリー上がりになる

上記で挙げたように、ライトやオーディオなどの電装品はバッテリーから電力を消費します。そうして電装品を過度に使用すると、バッテリーの電力が不足し、バッテリー上がりの原因になってしまうのです。

電装品の過度な使用とは、具体例を挙げると、ライトの消し忘れやオーディオの音量を大きくする、長時間のナビゲーション使用や後付けの電装品の装着など。
ライトの消し忘れは、バッテリー上がりの原因として最も多いものです。特に、夜間にライトを消し忘れると、バッテリーの電力が早く消耗してしまいます。
オーディオの音量を大きくしたり、長時間ナビゲーションを使ったりすると、バッテリーの電力が消費されます。後付けの電装品を装着する場合も、バッテリーの消費電力が大きくなるため、注意が必要です。

バッテリー上がりを防ぐためには、電装品の使用を控えめにすることが大切です。また、ライトやオーディオなどの電装品を使用した後は、必ず消すようにしましょう。

レクサスのバッテリー上がりに対する対処法

レクサスのバッテリーが上がってしまうという症状は、ガソリン車やハイブリッド車にかかわらず起こりうるトラブルです。バッテリー上がりの症状を引き起こしてしまうと、エンジンがかからなくなり、車を運転することができなくなります。

バッテリー上がりが起こってしまった場合は、自分で対処することも可能です。しかし、対処を誤ると、車にダメージを与える可能性があります。そのため、バッテリー上がりの対処方法を正しく理解しておくことが大切です。

この項目では、レクサスのバッテリー上がりに対する対処法について、「ジャンプスターターを使用する方法」と「別の車(主に救援車)に電力をもらう方法」、「ロードサービスやバッテリー上がり専門の業者に依頼する方法」の3点に絞って解説します。

レクサスのバッテリー上がりの対処法を理解し、不測の事態に備えておきましょう。

ジャンプスターターを使用する

ここから、ジャンプスターターを使用して、レクサスのバッテリー上がりを解消する方法について解説します。

第一に、安全を確保することを念頭に置いて作業しましょう。
ジャンプスターターを使用する際には、感電や火災の危険性があるため、安全を確保することが大切です。ジャンプスターターのケーブルに触れない、濡れた場所や湿気の多い場所で使用しないといったことに注意してください。
また、ジャンプスターターは、車のバッテリーに電力を供給して、エンジンを始動させる装置です。レクサスのバッテリー電圧に適合したものを使用するようにしましょう。

ジャンプスターターを使用して、エンジンを始動する手順は、以下のとおりです。

1．ジャンプスターターの準備
2．安全な場所で作業をおこなう
3．ジャンプスターターの接続

ジャンプスターターのプラス端子とマイナス端子のクランプを正しく接続します。通常、ジャンプスターターのクランプは赤が正極、黒が負極を示しています。レクサスのバッテリーにも同様に色分けされた極があります。
プラス端子のクランプをレクサスのバッテリーの正極に、マイナス端子のクランプをレクサスのバッテリーの負極に接続します。この際、クランプがしっかりと接触し、ゆるんでいないことを確認してください。

4．ジャンプスターターの起動
5．エンジン始動

ジャンプスターターが動作している状態で、レクサスのエンジンを始動しましょう。エンジンがかかると、ジャンプスターターの電力がバッテリーに送られ、バッテリーが充電されます。

6．バッテリー充電

レクサスのエンジンが始動したら、ジャンプスターターをいったん切りましょう。エンジンがバッテリーを充電し、安定して動作するようになります。

7．ジャンプスターターの取り外し

レクサスのエンジンが安定して動作することを確認したら、ジャンプスターターのクランプをバッテリーから取り外します。この際、正極から先に取り外し、次に負極を取り外します。

8．エンジンを稼働させ続ける

バッテリーが充電されるまでエンジンを動かし続けます。バッテリーが充電されるまでに数分から数十分かかることがあります。

9．作業完了

以上の作業をおこなうことで、バッテリーが上がったレクサス車のエンジンが正常に動作するようになります。
ジャンプスターターを使った後、バッテリーが充電されたことを確認し、以降の走行中に充分な充電が行われるように注意してください。また、ジャンプスターターを正しく使うことで、車やバッテリーに損傷を与えるリスクを最小限に抑えることができます。

別の車(救援)に電力をもらう

別の車(救援)に電力をもらうことで、レクサスのバッテリー上がりを解消するには、以下の手順でおこないます。
また今回は、ブースターケーブルを使用した方法についての対処法になります。

ブースターケーブルを、救援車のバッテリーのプラス端子に接続する
ブースターケーブルを、レクサスのバッテリーのプラス端子に接続する
ブースターケーブルを、救援車のバッテリーのマイナス端子に接続する
ブースターケーブルを、レクサスのバッテリーのマイナス端子に接続する
救援車のエンジンをかけ、10分程度アイドリングさせる
ブースターケーブルを外す
レクサスのエンジンをかけ、正常に始動するか確認する

ブースターケーブルを使ってエンジンがかからない場合は、ブースターケーブルを接続し直したり、バッテリー上がりを起こした車のバッテリーの電圧が低すぎる場合は、ブースターケーブルでバッテリーを充電してから、再度エンジンをかけてみましょう。

ブースターケーブルを使った後は、正しく外す必要があります。ブースターケーブルを外す手順は、以下のとおりです。

レクサスのエンジンを切る
ブースターケーブルを、レクサスのバッテリーのマイナス端子から外す
ブースターケーブルを、救援車のバッテリーのマイナス端子から外す
ブースターケーブルを、レクサスのバッテリーのマイナス端子に接続する
ブースターケーブルを、レクサスのバッテリーのプラス端子から外す

ブースターケーブルを外す際には、感電の危険性があるため、注意が必要です。
ブースターケーブルの端子は、間違った端子に接続しないして、安全を確保して作業をおこなうようにしてください。

ロードサービスやバッテリー上がり専門の業者に依頼する

自分での対処が難しい場合は、ロードサービスやバッテリー上がり専門の業者に依頼することで、レクサスのバッテリー上がりの原因を解消することが可能。
ロードサービスやバッテリー上がり専門の業者に連絡する際には、以下の情報を伝えましょう。

車のメーカー・車種
車のナンバー
バッテリー上がりの場所
車の状態

業者の到着を待っている間は、車から離れないようにしましょう。また、車両の周囲に可燃物やガソリンなどの危険物がないか確認しておくことをおすすめします。
業者が到着したら、バッテリー上がりの原因を診断し、適切な対処を行います。バッテリーの充電や交換が必要な場合は、その場で作業をおこないます。
バッテリー上がりの症状が回復したら、業者が車両を移動してくれる場合があります。移動先は、業者の指定する場所になります。

ロードサービスやバッテリー上がり専門の業者に依頼する際は、24時間対応の業者を選ぶ、料金体系を事前に確認する、車両の移動を希望する場合は、事前に伝えるといった点に注意してください。
ロードサービスやバッテリー上がり専門の業者に依頼することで、安全かつ迅速にバッテリー上がりを解消することができます。

レクサスのバッテリーが上がるのを防ぐには？

レクサスのバッテリー上がりを防ぐには、定期的に運転することでバッテリー充電をおこなったり、定期的なバッテリーのメンテナンスをおこなったりすることが重要です。
具体的には、バッテリー交換、もしくは、バッテリーの定期的なケアが大切といえます。

また、バッテリー上がりを引き起こしてしまった場合、自分で対処するのはさらなる故障を招く可能性や、ケガのリスクも伴うので、プロの専門業者に依頼するのがおすすめです。

バッテリー交換

レクサスのバッテリーの寿命は、2〜3年程度です。しかし、使用状況や環境によって、寿命が短くなることもあります。
ディーラーで交換する場合は、1万円〜2万円程度が相場です。カー用品店やバッテリー専門店で交換する場合は、5,000円〜1万円程度で交換できる場合があります。
バッテリー交換は、自分で行うことも可能です。しかし、バッテリーの端子を間違えると、車にダメージを与える可能性があるため、慎重に作業をおこなう必要があります。

バッテリーの定期的なケア

レクサスのバッテリーの定期的なケアには、バッテリーの液量の確認やバッテリーの端子の清掃、バッテリーの劣化の確認が必要です。

バッテリーの液量は、定期的に確認しましょう。液量が少なくなると、バッテリーが正常に動作しなくなる可能性があります。
また、液量が少ない場合は、バッテリーの補充液を補充します。補充液は、バッテリーの種類に合った補充液を使用するようにしましょう。
そして、バッテリー端子は定期的に清掃し、清潔に保つことを心掛けてください。端子が汚れていると、接触不良が発生し、バッテリーの性能が低下する可能性があります。
さらに、バッテリーの劣化は、定期的に確認しましょう。バッテリーの劣化が進むと、バッテリーが正常に動作しなくなり、エンジンがかからなくなるリスクが高まります。

ただ、バッテリーのケアは知識がない素人では難しいケースがほとんど。
自分で対応するのが難しい場合は、専門業者への依頼をご検討ください。