車のバッテリー上がりはアイドリングで充電できる!注意点も解説

車のバッテリーが上がると、車は動きません。出かけようと思った時や、出先でバッテリーが上がって、頭を抱えてしまった経験がある方も少なくないのではないでしょうか。また今現在バッテリーが上がって、充電方法を探している方もいるでしょう。

そこで今回の記事ではバッテリーが上がってしまった時の充電方法や注意点、緊急時の対処方法などを詳しく解説します。バッテリーが上がる原因や予防方法も解説しますので、「よくバッテリーが上がってしまう」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

バッテリーを充電する4つの方法

バッテリーを充電する4つの方法

車のバッテリーを充電する方法はいくつかあります。ただし、すでにバッテリーが上がってエンジンがかからない、エンジンはかかるものの電圧が下がっているなど、状況によって充電方法が変わってくるため、いずれかの方法を試してみてください。

1. カーバッテリー充電器を使用する

カーバッテリー充電器とブースターケーブルがあれば、自力でバッテリーを充電できます。充電する時はコンセントが必要です。カーバッテリー充電器は、車の電圧に合ったものを使用しましょう。一般的な乗用車の電圧は12Vです。

車のボンネットを開けて、バッテリーにブースターケーブルをつなぎます。赤いケーブルをバッテリーのプラス極(赤色)、黒いケーブルをマイナス極(黒色)に接続しましょう。充電器をコンセントに挿して電源を入れたら、充電のアンペア数を設定します。つないだ時の充電量を確認し、そのまま充電をはじめましょう。バッテリーは充電が100%にはならない仕組みなので、90%まで充電すればOKです。充電が完了したら必ずカーバッテリー充電器の電源を切り、コンセントを抜いてケーブルを外します。

カーバッテリー充電器はカー用品店やインターネットで購入できます。外出先でバッテリーが上がってしまっても、カーバッテリー充電器とブースターケーブルがあれば充電できるのでおすすめです。初めてカーバッテリー充電器を使うという場合は、必ず説明書を読み、説明書の手順に沿って充電しましょう。

2. 他の車から充電する

出先でバッテリーが上がってしまった場合で、カーバッテリー充電器がなかったり、コンセントがなかったりするのであれば、他の車から充電することも可能です。他の車のバッテリーとご自分の車のカーバッテリーをブースターケーブルでつなぎ、エンジンをかけます。ケーブルをつなぐ時は、必ずプラスとプラス、マイナスとマイナスをつないでください。

エンジンがかかったらジャンプスタートができている証拠です。そのままの状態でケーブルを取り外します。取り外す時は必ずマイナス極につないだケーブルから取り外しましょう。

一時的にエンジンがかかってもまだ充電はできていないので、そこでエンジンを切ってしまうとまたエンジンがかからなくなってしまいます。エンジンを切らずにしばらく走行して充電を行いましょう。走行での充電方法はこの後紹介します。

ジャンプスタートできなかった場合は、バッテリーが劣化しているか、損傷を受けている可能性があります。

3. 走行させる

車を走らせている最中はエンジンが回転して、オルタネーターから電気が供給されるため、車が充電されます。ジャンプスタートした後や、エンジンはかかるけれど電圧が低下している場合は、走行を続けることで充電可能です。

走行でバッテリーを充電させる時間は速度によっても異なりますが、50〜60km程度の速度なら30分くらいの走行が目安です。走行速度がかなり遅い場合はエンジンの回転数が少ないので、30分よりも長く走らせましょう。一般的に2〜3時間程度走れば、バッテリーの充電は満タンになります。

4. 業者へ依頼する

ブースターケーブルを持っていない場合や、どうやってもエンジンがかからない場合は、業者を呼ぶのがおすすめです。カーディーラーや自動車整備工場、車のトラブルに対応している業者に依頼すれば、駆けつけてバッテリーを充電してくれます。車に詳しくない方や、いろいろな方法を試してもどうにもならない場合は、業者を呼んで助けてもらいましょう。

業者に依頼すれば、出先でバッテリーが上がった時の緊急対応はもちろん、バッテリーが劣化している場合でも対応してくれます。費用はかかりますが、車が動かなくて困ってしまった時にはおすすめです。

電圧が低下していることを判断する方法

車のバッテリー

明らかにバッテリーが上がって全くエンジンがかからない場合はわかりやすいですが、エンジンがかかる場合は電圧が低下しているかどうか、判断に困ってしまうかもしれません。

電圧が低下している兆候は、アイドリングをしてみて、アイドリングストップ機能が正常に動くか、ヘッドライトやメーターのライトがいつも通り点灯するか、ワイパーやパワーウィンドウがスムーズに動くかを確認してみましょう。またエンジンがかかりにくい時も、電圧が低下している可能性があります。

もしこのような兆候がみられる場合は、バッテリーの充電が少なくなっていることが多く、バッテリーが上がりやすくなっている状態です。外出先でバッテリーのトラブルを避けるためにも、前章で紹介した方法で充電しておきましょう。

バッテリー上がり後にアイドリングで充電はできる!

車のバッテリーが上がっている状態

red taillight of black modern sport car

バッテリーを充電する方法を4つ紹介しましたが、実はエンジンがかかっている状態ならバッテリーはアイドリングでも充電できます。ジャンプスタートした後や、電圧が弱いことに気付いた時で、走行させる時間が取れない時は、自宅でアイドリングして充電しましょう。

アイドリングで充電する時の注意点

アイドリングで充電する場合は、いくつか注意しておきたいことがあります。アイドリングでの充電を考えている場合は、以下の注意点を必ず押さえておきましょう。

1. エアコンやライトを必ず切る

エアコンやライトをつけた状態でアイドリングで充電しても、十分に充電されませんから、またすぐに電圧が低下してしまいます。必ずエアコンやライトを切ってアイドリングしましょう。

2. 時間と場所に注意する

車に乗っている時にアイドリングをしてもあまり気付かないのですが、アイドリングは意外と大きな音がします。アイドリングで充電する場合、ある程度の時間アイドリングし続けなければならず、時間や場所によっては騒音トラブルになってしまいます。

住宅街でアイドリング充電をする際は、早朝や深夜は避けましょう。また場所によってはアイドリング自体が禁止されているところもあります。いくらバッテリーを充電するためとはいえ、ご近所トラブルになったり、罰金を取られたりしては意味がありません。時間を考え、アイドリング可能な場所か必ず確認しましょう。

充電前に確認すべきポイント

アイドリングで充電する前には、必ず以下のもの全ての電源がオフになっていることを確認してください。

  • エアコン
  • オーディオ
  • カーナビ
  • ルームランプ
  • ワイパー

これらどれかが一つでもオンになっていると、電力を消費してしまうため、効率的に充電できません。最悪の場合は時間をかけてアイドリング充電したのに、またすぐにバッテリーが上がってしまいます。

アイドリングでの充電時間

アイドリングでの充電も走行での充電と同じくエンジンを回転させることで、オルタネーターから電気が供給されます。ただ走行時とは違ってエンジンの回転数が低いです。バッテリーの状態によって充電時間は変わりますが、1時間を目安にアイドリングを続けましょう。

何度もくり返しになりますが、エアコンやオーディオなどがオンになっていると電力消費して1時間以上のアイドリングが必要になりますから、充電時間を減らすためにも必ずオフになっていることを確認してください。

バッテリー充電は車を走らせる方が効果的

走る車の姿

電圧が低下しているバッテリーはアイドリングで充電できますが、時間があるのであれば、車を走らせた方がバッテリー充電にはおすすめです。走行している間はアイドリング中よりエンジンの回転数が上がるため、効率的に充電できます。

走行での充電時間

走行での充電時間は、どれくらいの速度で走行するかによって異なりますが、50〜60kmであれば30分ほどで充電できます。アイドリングでの充電の半分の時間で充電できるので、非常に効率的です。ただ、30分の走行でフル充電になるわけではありません。フル充電したい場合は2〜3時間ほど走らせましょう。バッテリーが弱っている場合は、週1回30分程度走行することで、電圧が低くなりすぎるのを防止できます。

バッテリー上がりの原因

 

バッテリー上がりの原因

車を使用する予定がある時や出先でバッテリーが上がってしまったら、かなり困ってしまいます。どうしてバッテリー上がりが起きてしまうのでしょうか。原因を知って、バッテリーが上がらないように対策しておきましょう。

1. ヘッドライトやハザードランプの消し忘れ

エンジンを切ったのにヘッドライトやハザードランプをつけたままにしていると、電力が供給されていないのに、電力を消費してしまいます。そのため長時間ヘッドライトやハザードランプをつけているとバッテリーが上がりやすいです。車を離れる時は、消し忘れがないか確認しましょう。特に日中トンネルに入ってヘッドライトをつけた後、消し忘れてしまう方は多いです。

2. ルームランプの消し忘れ

ルームランプの消し忘れも非常に多い原因です。お子さんが後部座席でルームランプを触ってしまい、そのまま車を出て放置してしまった結果、バッテリーが上がってしまうというケースも少なくありません。日中はルームランプがついていても気付きにくいかもしれませんが、必ず後部座席まで確認してから車を出ましょう。

3. バッテリーの寿命

バッテリーにも寿命があります。大きさによっても異なりますが、通常は2〜5年程度が寿命です。車を毎日のように走らせているのに、ヘッドライトが暗くなったり、ワイパーやパワーウィンドウの動きが悪くなっていたりするのであれば、バッテリーが寿命を迎えている可能性があります。

これらの兆候がある時は、カーディーラーや修理工場、カー用品店などで電圧を測ってもらって、必要であればバッテリーを買い替えましょう。定期的に点検しておけば、急にバッテリーが上がって困ってしまうという事態を避けられます。

4. 車を長い間使っていない

運転していない状態で、ヘッドライトやルームライトなどを全て切っていても、車は少しずつ放電しています。長時間運転しないと、走行して電力が供給されることがありませんから、完全に放電してしまい、バッテリーが上がってしまうのです。しばらく車に乗る用事がなくても、定期的に走行させて充電するか、アイドリングで充電しましょう。

バッテリー上がりでエンジンがかからない場合の対処法

バッテリー上がりでエンジンがかからない場合の対処法

突然バッテリーが上がってエンジンがかからなくなってしまった場合の対処法を紹介します。「今バッテリーが上がって困っている」という方はこちらを参考にして、対処してください。

1. ブースターケーブルや充電器を使う

ブースターケーブルや充電器があれば、バッテリー上がりにもすぐに対応できます。駐車場など車のある場所なら、見知らぬ人でも充電に協力してくれる可能性は高いです。ブースターケーブルや充電器はいつも使うものではありませんが、念のために準備しておきましょう。

2. 業者に依頼する

「バッテリーが上がったけれどブースターケーブルも充電器もない!」という場合は、業者に依頼しましょう。バッテリー上がりに対応している業者なら、すぐにその場に駆けつけて、バッテリーの充電をしてくれます。お手持ちのクレジットカードや自動車保険の特約にロードサービスがある場合は、無料で対応してもらえる可能性もあるので確認しましょう。

「お近くのバッテリー上がり緊急隊」は365日・24時まで対応しており、最短30分で現場に駆けつけます。普通車・ハイブリッド車・トラックなど、どの車種でも対応可能です。見積り無料で、夜間割増料金や土日祝割増料金はありません。バッテリー交換にも対応していますので、まずはお問い合わせください。

まとめ

車を使用しなければならない時にバッテリーが上がってしまったらかなり困ってしまうため、いざという時に備えて対処法を知っておくことが大切です。また、急なバッテリー上がりで困らないように、日頃からバッテリー充電をして、バッテリー上がり防止につなげましょう。

バッテリーが上がってしまってどうにもならないという時は、「お近くのバッテリー上がり緊急隊」にご相談ください。迅速に現場に駆けつけ、バッテリー上がりに対処いたします。

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