ハスラーのエンジンがかからない!バッテリー上がりへの対処法をご紹介
ハスラーのエンジンがかからない…。もしかして故障かな?なんて焦ってしまっている方は、まずは落ち着いてこの記事を読んでみてください。
故障ではなく、バッテリーが上がってしまっているだけかもしれません。
自動車メーカーのスズキの人気車種であるハスラーは、街乗りやアウトドアでも活躍するSUV車です。ハスラーには様々な設備や機能がついています。大型の9インチHDディスプレイが搭載されていたり、安全運転の補助機能が多く、初心者ドライバーでも安心して乗れるのも特徴ですが、実はその分、他の車種に比べて電力を多く消耗しています。
消耗する電力が多ければバッテリーが上がってしまう可能性も高くなってしまうのです。
もしバッテリーが上がってしまったら、自分で対処できるの?バッテリー上がりを防ぐにはどうすればいいの?そんな疑問をお持ちになった方に、詳しく解説していきます。
目次
ハスラーはバッテリーが上がりやすい車って本当?
ハスラーはスズキが生産・販売している人気車種です。
座席をフラットにできて、大きな荷物も積みやすいため、アウトドアが好きなアクティブな方や、小回りが効くサイズで街乗りや普段使いとしても活躍するので、ファミリー層にもとても人気があります。
また、ハスラーには様々な機能や設備が搭載されており、とても扱いやすく安心して運転ができることも人気の理由です。
画面が通常より1.7倍も大きいサイズで、視認性の高い9インチのHDディスプレイの搭載や、高速道路での長距離運転の疲れを軽減させるアクティブクルーズコントロールシステム、交通事故を未然に防ぎ、安全運転を補助してくれる車線逸脱抑制機能や、誤発進抑制機能など、他にもたくさんの設備や機能がついています。
しかし、その機能や設備は、搭載されていない他の車種に比べて電力を消耗させてしまうことも事実です。
安全運転の補助機能は、走行中は常にセンサーやモニターカメラが作動していて、車間距離やスピードなどを調整してくれる機能となりますので、電力の消耗は多く、バッテリーが上がりやすくなってしまうといった場合があるのです。
HDディスプレイも車に乗っている最中は、常に作動しており、電源をオフにしている方はほとんどいないかと思いますので、作動中は電力を使用しています。
もちろん、それらばかりが電力を消耗させて、バッテリー上がりを引き起こしている原因というわけではありませんが、他の機能が少ない車種に比べてみると、多くの機能を搭載するハスラーは、電力を多く消耗するということは覚えておきましょう。
バッテリー上がりは普段から気をつけていれば、未然に防ぐことができるような内容もあります。その他の原因については、次の項目で詳しく説明いたします。
ハスラーのバッテリーが上がってしまう主な原因とは?
この項目では、バッテリー上がりのよくある原因を解説いたします。
まず、前述したようにハスラーには、様々な機能や設備が搭載されているので、そもそも消費電力が多いです。
特にアイドリングストップといった省エネ機能は、ガソリンの消費を防いだり、排気ガスの排出を極力少なくするために、車が停止中の際にアイドリングを停止(エンジンを切った状態)させます。アイドリングを停止させている間は、バッテリーから電力を供給して、カーナビやエアコンを作動させていることも電力を消費させているのですが、再発進時のエンジンを再点火させる際に、大きく電力を消費します。
止まっている時間、止まった回数に乗じてバッテリーの電力を消耗させてしまうのです。
先程記載したカーナビやエアコンに加え、ソケットからのスマホ充電、車内灯、カーオーディオ、ドライブレコーダーといった内装オブションや、カーアクセサリーもバッテリーの電力を使用しています。
エンジンを停止している時でも、バッテリーから電力を供給して使用できるので、エンジン停止中での長時間の使用はいずれ電力がなくなり、バッテリーが上がってしまいます。
車内灯やヘッドライトの消し忘れによるバッテリー上がりは、車から離れてしまうと気が付きづらいため、バッテリー上がりの原因として多い傾向があります。
加えて、長い間、車に乗らない期間があるとバッテリーは少しずつ放電していきます。セキュリティーアラームや、いたずらや盗難対策の機能がついたドライブレコーダーなどは、エンジンがかかっていない状態でも作動しているので、常にバッテリーを消耗していることを忘れないようにしましょう。
また、忘れてしまいがちですが、バッテリーはいわば車の電池です。車を運転するときは、「電力を使いながら走行中に充電する」という作業を常に繰り返しで行っているので、自然とバッテリー自体がどんどん劣化していき、いずれは寿命を迎えて、購入時と同等の性能は発揮できなくなっていきます。
一般的にバッテリーの寿命は2年〜3年と言われています。バッテリーは高価なので交換するのに躊躇してしまいがちですが、バッテリーの性能が落ちてしまうとエンジンがかからなくなってしまう原因になります。
ハスラーのバッテリー上がりへの対処法
ハスラーのバッテリー上がりの原因を理解したところで、では実際にバッテリーが上がってしまった場合にはどう対処したら良いのでしょうか。
ハスラーのバッテリー上がりに対処する方法はいくつかあります。ただし、道具の購入など事前準備が必要な対処方法や、実際に対処するときの注意点などもあります。
ハスラーに限らず、車の電子機器は精密機械なのでとても繊細です。誤った手順や方法で作業をおこなってしまうと、カーナビのメモリーが飛んでしまったり、電子基板自体の故障の原因にもなります。
そうなると修理費用にすごい金額を支払う羽目に…なんてことにもなってしまう場合があるので、ご自身で対処する時は、次の解説をよく読んでから適切に行いましょう。
また、対処後に必ず行っておきたい注意点についても確認しておきましょう。
あまり使うことない道具の購入に抵抗がある方や、作業をご自身で行うことに不安な方は、無理はせずプロの業者に対応してもらうことも検討するようにしましょう。
ジャンプスターターを使用する
ご自身で行うハスラーのバッテリー上がりの対処において、最も素早く復旧できるのが「ジャンプスターターを使用する」ことです。
ここで使用するジャンプスターターとは、簡単に説明すると自動車用のモバイルバッテリー充電器といったものになります。これさえあれば、一人でもすぐにバッテリーを復活させることができるので、ご自身ですぐ用意できるのであれば、手っ取り早くハスラーを復旧させることが可能です。
ジャンプスターターはカー用品店以外でも、インターネットでも購入可能なアイテムです。オプションの機能としてスマートフォンの充電や、非常用ライトとして使えるタイプもあるので、いざというときのために車にひとつ積んでおくと安心な便利グッズです。
まず、使用前の注意事項としてジャンプスターターに十分な電池残量があるか確認しましょう。肝心な電力が残っていないと使用できません。
また、電池残量が少ないと当然バッテリーの復旧はできませんし、ジャンプスターターの故障にもなります。バッテリー復旧に必要な電池残量については種類によって違いますので、購入時付属の説明書を確認してください。
ハスラーのバッテリーが上がっている状態では、車でジャンプスターターの充電をすることもできないので、充電はしておくようにしましょう。
次に、付属のブースターケーブルを用意します。ブースターケーブルは赤と黒のケーブルで、それぞれをジャンプスターターとの接続が完了したら、ボンネットを開けていよいよバッテリーに接続させるわけですが、下記の点に注意しながら接続するようにしましょう。
- 濡れた手で触らない
- ブースターケーブルの赤と黒を触れさせない
- バッテリーの赤(プラス端子)と黒(マイナス端子)に間違った色のブースターケーブルを接続しない
- 必ず赤(プラス端子)から接続する
これらを守らないと、発火や怪我、故障の原因となり危険ですので、必ず守るようにしましょう。
バッテリーにブースターケーブルの接続が完了したら、エンジンをかけます。エンジンがかかったら、今度は逆の手順でブースターケーブルを外していきますが、必ず黒(マイナス端子)を外してから赤(プラス端子)を外します。外す際も手順を間違えないように注意しましょう。
無事にエンジンがかかっても、バッテリーにはまだ十分な電力がありません。エンジンは切らずに、最低でも30分〜1時間はそのままドライブをしてしっかり充電してください。
以上で、ジャンプスターターを使った復旧手順は終了です。
ほかの車から電力を共有してもらう
続いて、他の車(救援車)からの電力を使用してバッテリー上がりに対処する「ジャンプスタート」という方法です。
ジャンプスターターを使用した場合と同じような作業になりますが、ジャンプスタートの場合は救援車から電力を供給してもらうため、専用のブースターケーブルが必要になります。こちらのブースターケーブルはジャンプスターターと比べて比較的安く購入することが可能です。もちろんインターネットでも購入できます。
ただし、「ご自身のハスラーと同じ電圧の救援車がないと使用できない」ので注意してください。
ジャンプスタートの手順と注意点ですが、まず救援車が同じ電圧であるか確認します。
同じ電圧でないと復旧ができず、互いの車の故障になることもありますので必ず確認してください。また、必ず救援車のエンジンを切ったことを確認してから作業しましょう。
上記の確認ができたら、互いの車のボンネットを開けて、手順を守りながらブースターケーブルを取り付けていきます。こちらの方法にも、順番があるので必ず遵守して行いましょう。
まず、バッテリーが上がっているハスラーのバッテリーに赤(プラス端子)を取り付けてから、救援車に赤(プラス端子)を取り付けます。
次に、救援車の黒(マイナス端子)を取り付けてから、ハスラーに黒(マイナス端子)を取り付けます。取り付けが完了したら、救援車のエンジンをかけます。1分〜2分程度の間隔を空けてからハスラーのエンジンをかけます。
無事にハスラーのエンジンがかかったら、必ず取り付けた順番とは逆の順番でケーブルを外していきます。
外し終わったらジャンプスターターでの対処方法と同様に、バッテリーに充電させるために最低でも30分〜1時間はエンジンを切らずに、ドライブしてしっかり充電させましょう。
以上で、救援車から電力を供給してもらいジャンプスタートする手順は終了です。
救援専門業者に依頼する
最後に、救援専門業者に依頼してバッテリー上がりに対処してもらう方法の解説になります。
安心かつ、安全にバッテリー上がりに対処してもらえるので、ご自身での対処が不安な方や、ブースターケーブル等の道具がない場合は、プロの救援専門業者に依頼することが一番おすすめです。
バッテリー上がりの際にほとんどの方が、ジャンプスターターや、ブースターケーブルを持っていないかと思います。または、救援車が見つかったとしても、結局はブースターケーブルがない、ハスラーと電圧が違ったなどの理由で、対処できないケースにあたるかと思います。
そんなときに心強いのがプロの救援専門業者です。
救援専門業者は通称ロードサービスと呼ばれています。ジャンプスターターやブースターケーブルを持っていない場合でも、同じ電圧の救援車がなかなか見つからないといった場合でも、夜間や早朝といった緊急なときでも、迅速に対応してもらえるので、誰でも安心して依頼ができます。
ハスラーのバッテリー上がりで困った際は、まずお近くのロードサービスを検索してみましょう。電話でのお見積りや、プロの方が相談にのってくれますので、気楽に問い合わせてみてください。
ハスラーのバッテリー上がりを防ぐためにできること
そもそもバッテリー上がりを未然に防げないの?という方はこちらの解説を読んでみてください。
ハスラーのバッテリーが上がってしまう主な原因を記載していますが、ちょっとした注意点に気をつけるだけで未然に防げる原因もあります。
前述した通り、ハスラーには素晴らしい設備や、運転向上や安全運転補助といった機能がたくさんついているので、その分の電力を消耗してしまいがちです。
カーアクセサリーなどで不要なものや、使用頻度の低いものは外しておきましょう。
特に省エネ機能として搭載されているアイドリングストップは、再発進時にエンジンをつける際も、エンジン停止中も電力を使用していますので、停車時間が極端に長い場合などはよく注意してください。いくら省エネしても、バッテリーが上がってしまったら復旧にはコストがかかってしまいます。
アイドリングストップは手動でON・OFFができるので、運転の状況に応じてこまめに使い分けるのも大事です。
降車時の簡単なチェックも忘れないようにしましょう。ハザードや車内灯、ヘッドライトなどの消し忘れは、降りてしまうと気づきにくいです。
バッテリーの状態によっては、思いの外早くバッテリー上がりに直結してしまう場合があります。
降車時の消し忘れチェックをクセづけておくことで、未然にトラブルを防ぐことができるのです。
長期間、運転しない場合も要注意です。運転していなくても自然と電力は放出されていきます。使用していない期間も、電力を消費してしまうカーアクセサリーや、セキュリティーアラームといった機能もあるので、用事がなくても週に1度は30分程度のドライブをすることで、過度な放電を未然に防ぎ、バッテリーを充電することができます。
また、定期的なメンテナンスも大事です。バッテリーの劣化はどんなに気をつけて運転していれば、防ぎきることはできません。
車検のときでも、給油時のガソリンスタンドでも、バッテリーのチェックなどは可能ですので、定期的にバッテリーの状態を確認して、2年〜3年の交換時期を目安にして交換するように心がけましょう。
中古車を購入した際は、バッテリーの状態が悪いままの場合もありますので、初期段階でのチェックも忘れずに行いましょう。
バッテリー交換は自分でもできますが、実際に車をいじることがない方からすると、非常にハードルの高い作業になります。
思わぬ怪我や、故障にも繋がってしまうこともあります。基本的には業者にお願いするのが、安心かつ、安全と言えるでしょう。
まとめ
以上で、「ハスラーのバッテリーが上がってしまったときの対処方法」の解説は終わりとなりますが、大前提として、ハスラーのバッテリー上がりは未然に防ぐことが大事です。
しかし、いくら気をつけていても、バッテリー上がりが起きてしまうこともあります。
そんなときに自分で解決しようとすると、対処に初期投資が必要だったり、バッテリーにブースターケーブルを自分で接続するなんて、正直言って怪我も故障も怖いですし、かなりハードルが高い作業かと思います。
無理して危険な作業をご自身で行うより、やはりプロの救援専門業者を頼ってみてはいかがでしょうか。
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