葛飾区でバッテリー上がりなら3980円～最短30分

葛飾区の特徴

葛飾区は東京23区の北東部に位置する区で、江戸川区や足立区、墨田区や千葉県松戸市、また埼玉県三郷市、八潮市と隣接しています。人口は約45万人で、区の木はシダレヤナギ、区の花はハナショウブです。区域全体が荒川の外側にある区で、全体的に低地に位置します。江戸川や綾瀬川、中川などの河川が流れています。1932年に葛飾区となりました。「葛飾」という地名は、もともと「下総国葛飾郡」という広大な土地を称する地名に由来するため、葛飾区以外でも、「葛飾」という地名が付く場所は少なくありません。葛飾区を描いた物語として『男はつらいよ』シリーズで知られる『柴又帝釈天』や、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で有名な亀有などがあります。これらの作品にも見られるように、かつては工業が盛んで、巨大な煙突から煙が吐き出されるのが見えるような、町工場が多い下町でした。現在は商業施設や集合住宅が続々と建造されて、都市化が進んでいます。

残りが少なくなっている！『柴又ラムネ』！

葛飾区の柴又の住宅街には、ラムネ工場があります。柴又に居を構える『大越飲料商会』では、ガラスだけでできている瓶を使って昔ながらのラムネを作り続けています。毎年、全国各地で開催されている盆踊りやお祭り、花火大会などで、ラムネが提供されますが、プラスチック製のものばかりです。オールガラス製のラムネの瓶は、30年前に製造が中止されているため、現存するラムネ瓶の寿命が来たら、姿を消してしまう、希少なものとなっています。現在残されているのは、およそ500本で、柴又周辺のお得意さんだけに卸されています。大事に扱われているものの、回収率はおよそ70％と言い、さらに瓶の寿命が2年から、3年と言われており、年々、残り数がすくなくなっています。どこかノスタルジックな印象のオールガラスのラムネ瓶で飲むと、音がよく、不思議と味もよく感じると言います。昭和を感じさせてくれる「柴又ラムネ」を飲めるのは、あと数年だけかもしれません。　

生解説のあるプラネタリウムがある！『葛飾区郷土と天文の博物館』！

葛飾区白鳥三丁目に『葛飾区郷土と天文の博物館（かつしかくきょうどとてんもんのはくぶつかん）』があります。1991年に開館したミュージアムで、運営は葛飾区です。歴史学、民俗学、考古学、埋蔵文化財、文化財、天文学の6部門を持っています。『郷土展示室』には、「水とかつしか」というコーナーがあり、東京低地のなりたちなどに関する展示があります。「かつしかのあゆみ」コーナーでは、『柴又八幡神社古墳』からの出土品や、『葛西城』に関する展示があります。「かつしかのくらし」コーナーでは、昭和30年代のボルト・ナット製造工場と住居が復元されています。さらに『ダイハツ・ミゼット』も展示されています。『天文展示室』には、太陽望遠鏡がとらえた太陽面やスペクトル、隕石などが展示されています。さらに145席用意された『プラネタリウム』があり、博物館が制作した番組が流され、解説員による生の解説が行われています。他にもカリフォルニア科学アカデミー製の『フーコーの振り子』があり、『体験学習室』もあります。

「男はつらいよ」の舞台となったお寺！『柴又帝釈天』

葛飾区柴又七丁目に鎮座するお寺が『柴又帝釈天（しばまたたいしゃくてん）』です。または『帝釈天題経寺（たいしゃくてんだいきょうじ）』　と言います。日蓮宗の寺院の通称で、正式名称は『経栄山題経寺（きょうえいざんだいきょうじ）』と言います。1629年に禅那院日忠および題経院日栄という2名の僧によって開創された日蓮宗寺院で、18世紀末ころから、帝釈天が信仰を集めるようになり、「柴又帝釈天」として知られるようになっています。帝釈天の縁日は「庚申の日」とされて、庚申信仰とも関連し、多くの参詣者を集めるようになりました。20世紀後半に映画『男はつらいよ』が公開され、ロケ地である柴又の街と「柴又帝釈天」はすっかり都内の定番観光名所となり、観光バスのルートに組み込まれるほどです。京成電鉄『柴又駅』から参道が伸びていて、名物の草団子や、塩せんべいを売るお店など、たくさんのお店が軒を連ねており、毎日のように参詣者でにぎわっています。