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江東区の特徴

江東区は東京23区の南西に位置し、江戸川区、大田区、品川区、墨田区、中央区、港区と隣接しています。人口は約52万3千人で、市の木はクロマツ、市の花はサザンカです。市域は隅田川と荒川に挟まれた位置にあり、東京湾に面しています。深川地区は神社仏閣が多く、『富岡八幡宮』の例祭で、毎年行われる『深川祭』には、たくさんの人が集まります。特に3年に一度行われる本祭りには、全国から見物客が訪れ盛り上がりを見せます。内陸部は住宅地及び工業地帯として発展しており、亀戸には藤の花が咲き誇る『亀戸天神社』があり、『錦糸町駅』付近は遊行の場として栄えています。『臨海副都心』の大部分を占めていて、バブル期以降に急速に開発が進められ、近代的な景観が広がっています。またごみ埋め立て地である『夢の島』や『有明』は、観光エリアとしても人気があります。「江東」という区名は、『隅田川』の東に位置するという地理的な意味から選ばれています。

貝とご飯のコラボレーションが絶品！『深川めし』！

江東区の深川エリアのご当地グルメとして全国的に有名なのが『深川めし（ふかがわめし）』です。「深川めし」は、アサリやハマグリ、アオヤギなどの貝類と、ネギなどの野菜などを煮込んだ汁物を米飯に掛けたものや、炊き込んだものを指します。このような料理は、貝の産地では比較的見られますが、特に江戸時代から食べられている深川のものが代表的だとされており、「深川めし」と呼ばれています。最近、「深川めし屋」を開店したお店の場合は、炊き込みタイプのものが多く、駅弁として販売されている「深川めし」も炊き込みタイプとなっています。もともとは深川の漁師たちが仕事の合間に食べる賄飯で、「ぶっかけめし」がルーツとされています。当初はアオヤギを食べることが多く、現在主流になっているアサリを使い始めたのは、明治以降とされています。現在、深川の街を散策していると、「深川めし」を提供するお店が軒を連ねています。調理法などを下調べし、好みのタイプの「深川めし」を食べてみましょう。

「あたぼうよ」の意味とは？江戸弁を紹介します！

江東区のある地域は、100年以上前にさかのぼると「江戸」という地名でした。江戸から現在までつながる方言を「江戸弁」と言います。そこで江戸弁の代表的な言葉を紹介します。「あたぼうよ」という言葉を知っているでしょうか。時代劇を見る人なら、一度はこの江戸弁を聞いたことがあるのではないでしょうか。「あたぼうよ」には「当たり前」という意味があります。「この仕事ができるかい？」と聞かれた江戸っ子は、「あたぼうよ！」と威勢よく答えます。さらに「あたぼうよ、べらぼうめえ」と「べらぼうめ」という言葉を続けるケースもあります。「べらぼうめ」には「アホ」や「バカ」という意味があります。つまり「あたぼうよ、べらぼうめえ」には「当たり前だろ、アホ！」という意味があります。とても乱暴な印象になりますが、江戸っ子は威勢が良いほうが、カッコいいとされているため、このような言葉を日常的に使います。みなさんも「べらぼうめ」はともかく、何かを頼まれたとき「あたぼうよ！」と返事をしてみてはいかがでしょうか。

水かけ祭りが開催される！『富岡八幡宮』

江東区富岡一丁目にある神社が『富岡八幡宮（とみおかはちまんぐう）』です。旧深川区にあるため「深川八幡宮」と呼ばれることもあります。御祭神は品陀和気命（ほむだわけのみこと）です。1627年に菅原道真の末裔とされる長盛法印が信託によって、当時、「永代島」と呼ばれた小島に創祀したのが始まりとされています。当時は『永代嶋八幡宮』と呼ばれていました。八幡大神を崇敬した徳川将軍家の保護を受け栄えます。「富岡八幡宮」の周囲には門前町が形成され、現在の門前仲町となっています。干拓地が広くなるにつれ、商業地として重要視されていくようになります。1945年の『東京大空襲』により、社殿が焼失します。1956年に現在の社殿が造営されました。毎年8月に開催される『深川八幡祭り』は「江戸三大祭り」の一つに数えられ、「水かけ祭り」とも呼ばれ、沿道の観衆から清めの水が浴びせられます。3年に1度、本祭りが行われ、各町の神輿50機以上がすべてそろって、連合渡御が行われます。