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足立区の特徴

足立区は東京23区の北部に位置する区で、葛飾区と北区、荒川区と墨田区、埼玉県八潮市と草加市、川口市と隣接しています。人口は約68万人で、区の木はサクラ、区の花はチューリップです。市域は隅田川と荒川に挟まれた千住エリアと、荒川以北の地区に分かれています。室町時代から戦国時代にかけて、千葉氏が治める土地でした。戦国時代後期は、北条氏の領地となります。千住エリアには、江戸時代に日光街道と、奥州街道の宿場町『千住宿』が設置され、発展しました。現在は、ターミナル駅である『北千住駅』を中心とした繁華街としてにぎわっています。また『竹ノ塚駅』周辺のエリアや、『西新井駅』の周囲のエリアも賑わいを見せています。千住青物市場は「江戸三大市場」として栄えました。1594年には「千住大橋」が架けられています。「足立」という地名は、7世紀に制定された地名「武蔵国足立郡」に由来しています。伝統と歴史を誇る街として栄えてきましたが、現在は『東京電機大学』など、大学のキャンパスが置かれ、若者の姿が多い街としてさらに発展を続けています。

足立区の懐かしグルメ！『文化フライ』！

足立区に伝わる伝統的な地元グルメがあります。その名も『文化フライ』と言います。「文化フライ」とは小麦粉を練ったものをワラジ形にして、パン粉をまぶして揚げたものです。これに特製ソースをかけて、いただきます。ガムシロップでつけたほのかな甘みがある特性のソースをたっぷりつけて、揚げたてを味わうのが、足立区民流です。『西新井大師』ヲはじめとする区内の神社仏閣で開かれる縁日の、露店で食べるおやつとして、足立区民の懐かしの味となっています。この「文化フライ」を生み出したのは、梅田の『長谷川商店』です。2001年ごろまで「長谷川商店」の「文化フライ」の露店が出店されていましたが、その後は、まぼろしの食べ物となりかけていました。現在では熱烈なファンの後押しもあり、千住のもんじゃ店で食べることができるようになりました。少しチープで、それでいてとても美味しく懐かしい、下町の味に興味がある方は、「文化フライ」を味わってみてはいかがでしょうか。

足立区にある魅惑の動物園！『足立区生物園』！

足立区の元渕江公園内にある生物園が『足立区生物園』です。1993年に開園した、動物園、水族館があるパークとなっています。1階、2階の屋内展示と、屋外展示場からなります。蝶の『大温室』は、1階、2階の吹き抜けになっていて、一年中様々な蝶が飛び回っています。1階の出会いの広場には、金魚の大水槽があります。また周囲をシマリスが走り回ります。観察展示室には、熱帯魚や両生類、爬虫類など、いろいろな生き物を見ることができます。「あだちの生き物観察室」には足立区に昔いた生き物や、今も生息している生き物を展示しています。2階にはミュージアムショップがあり、生き物に関するグッズやお菓子などを販売しています。また「むしむしコーナー」には昆虫に関する企画展が開催されています。屋外の「オーストラリアドーム」にオーストラリアの生き物たちがのんびり暮らしていて、「ふれあいコーナー」のはモルモットなどの小動物がいて、一緒に触れ合うことができます。

空海が彫った十一面観音がご本尊！『西新井大師』

足立区西新井一丁目に鎮座する、真言宗豊山派のお寺が『西新井大師（にしあらいだいし）』です。正式な名前は『總持寺（そうじじ）』と言います。古くから「関東の高野山」と呼ばれて、地元の人々から親しまれています。空海が西新井を通った際に、観音菩薩の霊托を聞き、ご本尊の十一面観音を掘り、826年に寺院を建立したのが「西新井大師」の始まりとされています。江戸時代に本堂が建立されましたが、1966年の火災で焼失します。ご本尊だけが難を逃れ、1971年に本堂が再建されて現在に至ります。『川崎大師』などとともに「関東三大師」の一つに数えられえて、初もうででは、大変多くの参詣客を集めています。境内には、空海がもたらしたと伝わっている、井戸があります。この井戸が「本堂の西」にあることから、「西新井」という名前がついたとされています。平安時代に作られたとされる『鋳銅刻画蔵王権現像』は国宝に指定されています。東部大師線『大師前駅』から徒歩1分で訪れることができます。