港区でバッテリー上がりなら3980円～最短30分

港区の特徴

港区は東京23区の南部に位置する区で、千代田区、中央区、新宿区、江東区、品川区、渋谷区と隣接しています。人口は約25万9千人で、区の木はハナミズキ、区の花はアジサイです。「港」という区名の通り、東京湾に面しています。千代田区、中央区とともに「都心3区」と呼ばれています。新聞社や放送局などのマスコミやIT企業があり、日本経済の中心地となっています。特にテレビの民放キー局はすべて港区に位置しています。虎ノ門や新橋、芝などはオフィス街として有名で、一方、青山や赤坂、六本木や麻布、お台場は、商業エリアとして全国的に知られています。東京23区の中で、一人当たりの所得が最も高い区で、「港区女子」という言葉が生まれるほど、港区はステータスの象徴的な立ち位置にあり、また他の区とは違った「夜の街」的な雰囲気を持っています。外国人居住者が多いことでも知られていて、実際に駐日大使館や外資系企業の日本支社が所在しています。

港区のイメージを作っている？『西麻布』

港区の「夜の街」としての側面の、代名詞的な存在なのが『西麻布』です。高収入の男子と、「港区女子」と呼ばれるような、モデル志望の女性が飲食をする場所というようなイメージで全国的に有名な繁華街です。麻布地区の西端にあり、渋谷区の広尾との区境にあります。「西麻布交差点」を中心として、「六本木通り」と「外苑西通り」が交差するあたりを指します。江戸時代は農耕地、雑木林が広がる、町はずれの閑散としたエリアでしたが、明治時代に入り、宅地化が始まります。1964年に『東京オリンピック』が開催されると、都市化が進み、1980年代後半のバブル景気の時代に、ディスコやカフェバー、クラブが開店し、また高級レストランや焼き肉店などの飲食店が開業し、「西麻布」という地名が持つイメージ通りの街になっていきます。現在もレストランやバー、ナイトクラブなどが集積する雑居ビルや、カフェや高級フレンチ、高級中華などの飲食店や、ブティックなどが点在し、IT企業や外資系企業に勤める人々などで賑わっています。

粋な江戸っ子の方言！『江戸弁』とは？

港区のあるエリアは、かつては江戸と呼ばれる地域でした。そして江戸には今も伝わっている「江戸弁」という方言があります。そんな江戸弁を紹介していきます。「つまみを荒らさねえ」という江戸の方言があります。「つまみを荒らさねえ」と言われても、「つまみを泥棒しないこと」などというイメージしか湧かないかもしれません。「つまみを荒らさねえ」には、「つまみはいらない」という意味があります。「つまみを荒らさない」ということは「つまみに手を付けない」という意味で、「つまみなしに、お酒を飲む」という意味になります。お酒が本当に好きな人ほど、つまみは少なく、海苔だけとか、塩だけという人が多くなります。このように、粋でいなせな雰囲気が江戸の住人にとって大切で、「つまみはいりません」という代わりに、「俺はつまみを荒らさねえよ。塩だけで充分だ」などと言います。ただし、空腹でお酒だけを飲むと、悪酔いしやすくなるため、江戸っ子でない限りは、つまみも注文したほうがいいかもしれません。

忠臣蔵で全国的に有名なお寺！『泉岳寺』

港区高輪二丁目にある曹洞宗のお寺が『泉岳寺（せんがくじ）』です。1612年に徳川幕府初代将軍・徳川家康が、外桜田の地に門庵宗関を招いて創建したお寺と伝わっています。1614年に『寛永の大火』によって焼失しますが、三代将軍・徳川家光の命で、毛利・浅野・朽木・丹羽・水谷の大名によって、現在地に再建されました。「泉岳寺」を全国的に有名にしているのが、『忠臣蔵』で知られている、赤穂事件で有名な浅野内匠頭と赤穂浪士が葬られているためです。『浅野長矩墓および赤穂義士墓』は国指定の史跡となっていて、「忠臣蔵」のファンが、それぞれが思いを寄せる浪士のお墓参りをする姿を見ることができます。境内には、赤穂浪士ゆかりの品を所蔵している『赤穂義士記念館』があります。毎年4月初旬と、討ち入りの日である12月14日には、『義士祭』が開催され、たくさんの赤穂浪士ファンや、港区の住民を集めます。また境内には学寮があり、後に吉祥寺の旃檀林学寮、青松寺の獅子窟学寮と統合して『駒澤大学』に発展しました。