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荒川区の特徴

荒川区は東京23区の北側に位置する区で、文京区、台東区、墨田区、北区、足立区と隣接しています。人口は約21万人で、区の木はサクラ、区の花はツツジです。市域の北側に隅田川があり、平坦な土地が広がります。日暮里エリアの一部は山手台地となっています。江戸時代は農村として栄えますが、明治に入ると荒川の水をあてこんで、工場が数多く建設されて、工業都市化が進みました。また日暮里エリアには。生地織物を扱う店舗が多く連なり、服飾関係品がそろっていることから「ニポカジ」とも称されています。荒川区の主な街の名前は、町屋、荒川、尾久、日暮里、南千住で、「荒川」という市名は、市内を流れる河川・荒川に由来します。区内には「チンチン電車」で知られる都電荒川線が走っていて、『荒川区役所前停留所』は、区役所の最寄り駅となっています。共働き夫婦が子育てをしやすいランキングで一位になるなど、行政サービスも手厚く、住みやすい街として発展を続けています。

荒川区を代表する江戸の味！『羽二重団子』！

荒川区の名産品と言えば、『羽二重団子』です。江戸時代は、荒川は粋で風雅な住宅地として、憧れの土地柄でした。1820年頃、「羽二重団子」の初代・庄五郎が、現在地に『藤の木茶屋』を開業し、街道往来の人々に団子を提供したのが始まりです。この団子が、きめ細かく羽二重のようだと高く評価され、それがそのまま菓名となって、いつしか会社も「羽二重団子」と呼ばれるようになります。「羽二重団子」は、その光沢と粘りとシコシコした歯ざわりが人気です。お団子は中国渡来のお菓子で江戸時代に入って普及したものです。江戸時代を通じて、名物団子が随所に現れ、流行になったと言います。「羽二重団子」では、よく吟味した米の粉を使い、丸めて扁たくし、串にさすため、独特の形をしています。また昔ながらの生醤油の「焼き団子」と、渋抜きをした「こし餡団子」の二種類を扱っています。江戸時代に流行した団子の味はどういう味だったのかを知りたい人は、「羽二重団子」に出かけてみてはいかがでしょうか。

2022年にリニューアルオープン！『荒川遊園地』！

荒川区西尾久には『荒川遊園地』と呼ばれる遊園地があります。正式名称は『荒川区立あらかわ遊園』と言います。2018年から工事に伴い長期の休園中となっています。東京23区で唯一の「公営遊園地」です。開園したのは1922年なので、100年の歴史を誇ります。アトラクションは定番物が一通りそろっていて、また小学生低学年向けに作られているアトラクションが多く、激しすぎるものは設置されていません。「観覧車」や「ファミリーコースター」、「メリーゴーランド」や「コーヒーカップ」、「スカイサイクル」などがあります。入園料はとても安く、「お財布を気にせずにはいれる遊園地」として知られています。『小動物園』やピクニック用の広場、遊び場が充実していて、遊園地としての要素を除いても、十分に楽しめる「大型の公園」という趣もあります。2022年にはリニューアルオープンの予定で、現在よりも大型化されて、ライティングによる華やかさなども増す予定となっています。今後は小学生だけでなく、カップルなど若者が訪れるようなテーマパークに生まれ変わるかもしれません。

コレラが流行したとき参詣者が群れ集まった！『素盞雄神社』

荒川区南千住に鎮座する神社が、『素盞雄神社（すさのおじんじゃ）』です。名前のように御祭神は素盞雄大神（すさのおおおかみ）です。素盞雄大神は、ヤマタノオロチを退治したことでもしられる英傑です。また飛鳥大神（あすかおおかみ）を祀っています。「素盞雄神社」は地元では「千住素盞雄神社」や「天王様」と呼ばれています。795年に、役小角の弟子・黒珍が、牛頭天王・飛鳥権現の二柱の神が降臨したとされる、奇岩を祀って創建したのが始まりと伝わっています。創建以来、二柱の神様を別々の社殿に奉斎していましたが、1718年年に焼失し、瑞光殿を建築して合祀しました。古くから疫病除けで知られており、1858年に、江戸にコレラが流行しましたが、「疫除守」を求めて参詣者が群れ集まったとされています。境内には松尾芭蕉『奥の細道』旅立ちの記念碑があります。また「素盞雄神社」の例祭『天王祭』は、珍しい二天棒の神輿で神輿振りをする事で知られています。