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羽生市の特徴

羽生市は埼玉県の北東部に位置する市で行田市、加須市、また群馬県邑楽郡板倉町、明和町と隣接しています。人口は約5万3千人で、市の木はモクセイ、市の花はフジです。市域は加須低地北部の沖積台地にあり、おおむね平坦な土地が広がり、北部には利根川が流れています。1954年に北埼玉郡羽生町、新郷村、須影村、岩瀬村、川俣村、井泉村、手子林村が合併して、羽生市が発足しました。市名の「羽生」は、「埴生」が転じたもので、「埴輪が多い」ことからついた地名だと言います。全国的にも珍しい淡水魚専門の水族館『さいたま水族館』や、『羽生水郷公園』など、市民が楽しめる施設も充実しています。またゆるキャラで有名な街でムジナとムジナモをモチーフとした『ムジナもん』をはじめとする、ゆるキャラが多数存在し、全国に向けて羽生市の魅力をアピールしています。また毎年11月ころには『世界キャラクターさみっと』の開催地として、たくさんの観光客を集めています。

王様の野菜！『モロヘイヤ』！

羽生市の特産品は『モロヘイヤ』です。「モロヘイヤ」は「王様の野菜」と呼ばれています。古代エジプトの王様が重い病気にかかり、どのような薬を飲んでも治らなかったのに、「モロヘイヤ」のスープを飲んだらたちまち回復したという伝説があり、王様の野菜と呼ばれるようになりました。あのクレオパトラも好んで食べたと言われています。「モロヘイヤ」は栄養価が高く、たっぷりとミネラルやビタミンを含んでいます。老化の原因である活性酵素の働きを抑える効果のある、『カロチン』の含有量が野菜の中でトップクラスを誇る、健康食品であり、美容食品でもあります。羽生市は「モロヘイヤ」を乾燥させて、粉末にしたものを小麦粉に煉り合せた、『モロヘイヤうどん』を販売しています。きれいな緑色をしたうどんで、「モロヘイヤ」のねばねばによる、もっちりした食感が新鮮でおいしいと評判です。市内のうどん店『むじな庵』で食べられます。他にも「モロヘイヤ」のパウダーを使用した『王様のワンタン』などのご当地グルメがあります。

「ちくらっぺ」という言葉の意味は？埼玉の方言！

羽生市が位置する埼玉県には、独特の方言があります。そこで、そんな埼玉の方言をいくつか紹介していきます。例えば「ちくらっぺ」という方言があります。意味を想像することすら難しい方言ではないでしょうか。「ちくらっぺ」には、「嘘をつく」という意味があります。「ちくらっぺはやめろ」という方言には、「嘘はやめろ」という意味があります。また「ちくらっぺばかり言ってる」には「嘘ばっかり言ってる」という意味がありますので覚えておきましょう。次に紹介する方言が「しあんぼ」になります。「しあんぼ」という言葉には、「けち」という意味があります。「あいつは、しあんぼだからな」と埼玉の人が言った場合は、「あいつは、けちだかからな」という意味になります。「しあんぼ」という言葉の雰囲気がやさしそうですが、実はネガティブな意味があります。埼玉出身の同僚や、同級生や友達がいる場合は、「しあんぼ」と言われないよう気をつけたいものです。

藤の花が見事に咲き誇る！『大天白神社』

羽生市北に鎮座する神社が『大天白神社（だいてんばくじんじゃ）』です。東武伊勢崎線・秩父鉄道『羽生駅』から徒歩15分ほどの場所です。1557年に『羽生城』城主・木戸伊豆忠朝の夫人が安産祈願のために創建したと伝えられ、安産・子育ての神様として信仰を集めています。社の扉には安産のお腹帯を授与されたものや、神恩に感謝して奉納されたお札や絵馬が掲げられています。毎年５月と１０月に例大祭が開かれています。境内にある『大天白公園』の藤の花は、県内屈指の藤の名所として知られています。公園中央の噴水池を囲むように、およそ60本の紫と白の藤が藤棚を優雅に伝い、『ダルマ藤』や『立ち藤』も見ることができます。毎年ゴールデンウィーク期間になると、大和町町内会と観光協会の共催で、「大天白藤まつり」が開催されていて、羽生市民をはじめとする、多くの見物客を集めて大変な賑わいを見せます。『ムジナもん』などの人気ゆるキャラも登場し、記念撮影会が実施されています。