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熊谷市の特徴

熊谷市（くまがやし）は、埼玉県の北部に位置する市で、行田市や東松山市、鴻巣市や深谷市、比企郡滑川町などと隣接しています。人口は約19万3千人で、市の木はケヤキ、市の花はサクラです。椎は荒川扇状地の東端に位置し、利根川と荒川が流れています。熊谷市を全国的に有名しているのが「夏場の高温」で、2018年の7月23日に観測した41.1℃は国内観測史上最高気温となっています。熊谷が高温になるのは、東京都心のヒートアイランド現象による熱風と、フェーン現象によって温められた秩父山地からの熱風が熊谷の上空で交差するためだと考えられています。埼玉県北部の中心地で、経済の一大拠点となっています。江戸時代には中山道の宿場『熊谷宿』が置かれて発展しました。「熊谷」という市名の由来は、平安時代の武士・平直貞が、このエリアの熊を退治したためという説や、荒川が曲がりくねっていたことから、「曲谷（くまがい）」と呼ばれていたためという説があります。熊谷はサクラの名所としても知られていて、春になると川の土手沿いにみごとな桜並木が表れて、人々の目を楽しませています。

うどんの街熊谷の誇りをかけたうどん！『熊谷うどん』！

熊谷市の町おこしとしてブランド化したうどんが『熊谷うどん』です。もともと熊谷市は長きにわたって小麦の生産量が埼玉県内一であり、埼玉県発祥の人気うどんとされている『武蔵野うどん』や『冷汁うどん』も、かなり以前より広まっている地域です。改めて、熊谷のうどんをブランド化するため、「熊谷うどん」のルール作りを始めました。まず地産地消の精神から、「熊谷産地粉」を使用するうどんにすることを決めています。ただし、熊谷産小麦を100％使用しなければいけないということではなく、一部の店舗では外国産の小麦も混ぜて提供しています。汁に関するルールは特にないため、「熊谷うどん」を提供するお店の個性が発揮され、それぞれの自慢の味が提供されています。そのため「武蔵のうどん」や「冷汁うどん」の定義からはかけはなれたような「創作うどん」も提供されています。「熊谷うどん」として認められたお店は、熊谷市から認定されており、認定店を探して食べ歩きをすることもできます。

「ひゃっこい」とは？埼玉の方言を紹介します！

熊谷市がある埼玉県には、独特の方言があります。そこで、埼玉の方言をいくつか紹介していきます。一つ目の方言が「ひゃっこい」です。「ひゃっこい」という語感から、なんとなく意味が分かる人もいるでしょう。「ひゃっこい」には、「冷たい」という意味があります。例えば「雪を触ったら、ひゃっこかった」などという使い方をします。「冷奴（ひややっこ）」と似た言葉と言えるかもしれません。「かき氷がひゃっこい！」などと、冷たいものを触った時などに頻繁に使われます。次に紹介する方言が「なにげに」です。「なにげに」という言葉の意味が理解できるでしょうか。「なにげに」には、「なんとなく」や「何気なく」、「さりげなく」という意味があります。「なにげに楽しい」には「なんとなく楽しい」という意味があり、「何気に似合うね」には「さりげなく似合ってるね」などという意味があります。どちらかと言えば若者中心に使われている埼玉の方言になります。

日本一長いおみくじがある！『高城神社』

熊谷市宮町にある神社が『高城神社（たかぎじんじゃ）』です。御祭神は高皇産霊尊（たかみむすびのみこと）です。縁結びや安全の神様として崇敬されています。『延喜式神名帳』に「大里郡一座 高城神社」と記載される、古来から続いている歴史のある神社です。鎮座している場所の周辺は、荒川の扇状地にあり、「ここの湧水は諸病に効果がある」という記述が、1670年の『高城神社縁起』に記載されています。そもそも、この湧水に対する信仰心が古代から集まっていて、神社の基盤になったのではないかと考えられています。鎌倉時代の初期に熊谷直実が崇敬し、栄えました。戦国時代の1590年に豊臣秀吉の『小田原征伐』の際に社殿が焼失してしまいます。江戸時代に入ると1671年に、『忍城』の城主・阿部忠秋と正能親子により社殿が再建されています。「高城神社」には「日本一長いおみくじ」があります。「みくじ棒」が日本一長く、みくじ箱が110㎝、みくじ棒が80㎝を誇ります。みくじ箱を揺らすのも、取りだすのも一苦労ですが、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。