交野市でバッテリー上がりなら3980円～最短30分

交野市の特徴

交野市（かたのし）は、大阪府の東部に位置する市で、枚方市、寝屋川市、四條畷市、また奈良県生駒市と隣接しています。人口は約7万6千人で、市の木はサクラ、市の花はツツジです。市域の半分が山林で、中央を天野川が流れます。縄文時代の遺跡『神宮寺遺跡』があることから古くから人が住んでいたと考えられています。平安時代には、「交野が原」と呼ばれ、皇室の遊猟地で、桜の名所でした。『本能寺の変』の時、堺から三河に戻る途中、交野市の星田に潜伏したという言い伝えがあり、「家康ひそみの籔」という石碑が建っています。1939年に北河内郡交野村・磐船村が合併して交野町が発足し、1971年に市制施行し、交野市となります。市内には京阪電鉄交野線とJR西日本片町線が通り、中心となる駅は『交野市駅』です。『いきいきランド交野』や、『星のブランコ』などレジャー施設が充実していて、『七夕祭り』が開催されると多くの市民が集まります。交通の利便性が良いことから人口を増やし発展を続けています。

天野川がある交野市の伝説！『七夕伝説』！

交野市には『天野川』が流れていて、七夕に関連する地名も残っています。そのため、交野市は『七夕伝説のふるさと』と呼ばれています。「天野川」という川の名前には、このあたりが甘くておいしいコメが育つ肥沃の野であることから、「甘野川」という名前がついて、転じて「天野川」になったと言われています。同時に白く輝く川砂と、済んだ流れが「天の川」を思わせることから、多くの古典文学に登場しています。在原業平は「狩りくらし　棚機乙女（たなばたつめ）に宿からむ　天の河原にわれは来にけり」、「狩りをして日が暮れたので、今夜は織姫の家に泊まろう。天の川まで来たのだから」という歌を詠んでいます。交野市倉治には織姫を祀る『機物神社（はたものじんじゃ）』があり、さらに対岸には
『牽牛石』と呼ばれる石があることから、「天野川」を挟んで、二人が対面するように配した、昔の人の計らいを感じさせます。七夕の季節に交野市を訪ねて、七夕由来の地を歩いてみてはいかがでしょうか。

「あかん」とは？大阪の方言を紹介します！

交野市のある大阪府に伝わっている方言を紹介していきます。一つ目が「あかん」です。有名な大阪弁なので、知っている人のほうが多いかもしれません。「あかん」には「だめ」という意味があります。「遊びに行っていい？」と聞かれたときに、だめな場合は「遊びに行ったらあかん」と言います。また体調が悪い時や調子が出ないときは、「今日はあかんわー」などと言います。次に紹介する大阪の方言が「あほ」です。「あほ」には標準語でいう、「バカ」という意味があります。ただし大阪の人々も「バカ」という言葉を使います。そのため大阪の人は、「あほ」と「バカ」を使い分けていて、「バカ」のほうがきつい表現として使っています。最後に紹介するのが「アメちゃん」です。大阪以外に住んでいる人は、聞きなれない方言かもしれません。「アメちゃん」は「飴」のことです。女性が使う言葉で、「飴をあげる」という意味で、「アメちゃんあげるわ」などと言います。

12mの巨岩を御神体とする神社！『磐船神社』

交野市私市に鎮座する神社が『磐船神社（いわふねじんじゃ）』です。『天野川』の渓谷沿いにあります。御神体は『天の磐船（あめのいわふね）』と呼ばれている、天野川をまたぐように横たわっている、高さ12m、長さ12mの「舟形巨岩」です。本殿はなく、巨岩の前に小さな拝殿があり、上流に社務所があります。起源として、天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊（あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと ）が天の磐船に乗って、河内国河上の哮ヶ峯（たけるがみね）に降臨されたという伝承が残されています。肩野物部氏の氏神で、一族が深く関係していたと考えられています。中世には山岳信仰や住吉信仰の影響を受けていて、現在もその影響が色濃く残されています。神社の横を磐船街道が通っていて、かつては渋滞の名所でしたが、1997年に道路改良工事が行われ、「磐船神社」に入る手前で道路がバイパスされ、道路は『新磐船トンネル』をくぐることになりました。この結果、神社付近は静けさを取り戻しています。