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守口市の特徴

守口市は大阪府の中央部に位置する市で、大阪市、門真市、寝屋川市、摂津市と隣接しています。人口は約14万2千人で、市の木はクスノキ、市の花はサツキです。市域の北部は淀阿波に面していて、低湿地帯が多い土地だったため、レンコン畑がたくさんありました。江戸時代には京街道の宿場『守口宿』が置かれて栄えました。守口宿では特産品『守口大根』を使った漬物『守口漬』が提供され人気になります。昭和になり、1946年に北河内郡守口町・三郷町が合併して守口市が発足しています。「守口」という市名の由来は、豊臣秀吉が『大阪城』を築城するとき、「守り口」としたため、「守口」となったという説があります。ただし、1372年の『来迎寺』創建に関する書物に「守口」という地名があり、このエリアの「原生林の入り口」が「森口」と呼ばれて「守口」に変化したと考えられています。市内を京阪電鉄京阪本線、大阪市高速電気鉄道、大阪モノレール本線が通っています。

豊臣秀吉に名づけられた漬物！『守口漬』！

『守口漬け』は『守口大根』を酒粕で漬け込んだ漬物です。もともと「守口大根」は守口市で栽培されていた特産品で、守口市内で漬けられていた野菜全般のことを「守口漬」と呼んでいたと言います。安土桃山時代の1589年に守口村で休んでいた豊臣秀吉が、漬物の味を称賛し、守口村の地名を付けて「守口漬」と呼んだのが始まりとされています。江戸時代になると「大阪街道」の宿場町「守口宿」で、宿場の名産品として「守口漬」が提供されるようになります。酒粕を使って作る「守口漬」は人気を博しますが、酒粕がこの当時の貴重品で、少量しか作られなかったため、奈良県の『奈良漬』に吸収されるように、一時的に消えてしまいます。その後、名古屋の実業家山田才吉が、漬物店『きた福』を開店し、塩漬けにした「守口大根」をみりん粕にして『守口大根味醂漬』として売り出すと、大好評になり、その後「守口漬」と呼ばれるようになります。そのため、現在売られている「守口漬」は、山田才吉発案のものとなっています。

大阪に行ったら使いたい！「おおきに」という言葉！

守口市が位置する大阪府には、全国的に人気が高い大阪弁があります。現地の言葉を知っておくと、旅行や出張が一気に楽しくなります。今後大阪に行く予定がある人は、大阪弁を覚えておくといいでしょう。「おおきに」という大阪弁を覚えておきましょう。「おおきに」には「ありがとう」という意味があります。大阪の商店がなどで買い物を済ませると、帰り際にお店の人が「おおきに！」と挨拶をしてくれることがあります。「ありがとう」と大きな声で言ってもらえるのは、とてもうれしいもので、いやな気はしないはずです。そこで「おおきに」という大阪弁を使えるようにして、大阪に言ってみましょう。大阪の街で、誰かが新設にしてくれた時は、迷わず「おおきに」と言ってみましょう。また飲食店で料理を食べて美味しかった時は、店を出るときに「おおきに」と挨拶してみましょう。言われた大阪の人が笑顔になり、言った本人の心もじんわりと温かくなりそうです。

菅原道真が彫った木像が御神体！『佐太天神宮』

守口市佐太中町に鎮座する神社が『佐太天神宮（さたてんじんぐう）』です。御祭神は、菅原道真です。神社の所在地は菅原道真の領地で、太宰府に左遷されるのに備えて、しばらく船をつないで滞在していた場所とされています。また出発するとき、自身の木像と自画像を残したと伝わっています。一説によると、この地に滞在しながら無実の証明がされるのを期待して、都からの沙汰を待ったと言います。このことから「沙汰」が転じて地名の佐太になったとされています。菅原道真が亡くなって50年後に、道真をした里の人たちによって、木像を御神体として祠を建てたのが始まりとされています。1615年に小出吉英が社殿を再興したとされており、現在の社殿は「淀城」城主・永井尚政によるもので、1640年に本殿が、1648年に廃殿や幣殿などが造営されました。1801年に出版された『河内名所図会』に見える江戸時代の景観を今も残している場所で、境内は深い森に覆われていて、「大阪みどりの百選」にも選ばれています。