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東大阪市の特徴

東大阪市は大阪府の中央東に位置する市で、大阪市と大東市、八尾市と奈良県生駒市、生駒郡平群町と隣接しています。人口は約49万人で、市の木はクスノキ、市の花はウメです。市域は大阪平野に広がり、平坦な土地です。市の東部には生駒山系の山々が連なっていて、自然豊かなエリアになっています。以前は河内湾と呼ばれていましたが、徐々に陸地化した地域です。古代には物部氏が本拠地を置いた場所で、早くから開けた場所でした。奈良時代には平城京と難波津を結ぶ街道沿いに、多くの集落ができます。江戸時代の中期に大和川の付け替え工事が行われると、新田開発が推進されます。商品作物の栽培も盛んで、木綿の産地として有名でした。1967年に布施市、河内市、枚岡市が合併し、東大阪市が発足します。日本有数の中小企業の密集地で、高い技術を誇る小さな工場が集積しています。面積に対する工場の割合は、全国1位となっています。市内にはJR西日本片町線、おおさか東線や、近鉄奈良線や大阪線、けいはんな線などが通っています。

ワールドカップが開催された高校ラグビーの聖地！『東大阪市花園ラグビー場』！

東大阪市の『花園中央公園』の隣接地に1929年に開場した日本初のラグビー専用スタジアムが『東大阪市花園ラグビー場』です。近畿日本鉄道が長年にわたり所有していましたが、2015年からは東大阪市が所有しています。様々なラグビーの試合が開催されていますが、特に全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場として知られていて、「花園」の愛称で呼ばれています。1991年に目インスタジャムが改修されて、収容人数が1万2千人から、3万人に拡張され、2019年には『ラグビーワールドカップ2019年に本大会』が開幕し、イタリア対ナミビア代表選などが開催されました。2020年には、ラグビーワールドカップで開幕戦が行われた9月22日を「花園ラグビーの日」にすると発表しています。社会人ラグビーリーグ・ジャパンラグビートップリーグに所属する『近鉄ライナーズ』のホームグランドとしても使用されています。近鉄奈良線『東花園駅』や近鉄けいはんな線『吉田駅』から訪れることができます。

「けったい」の意味は？大阪の方言を紹介します！

東大阪市のある大阪府は、日本で一番有名といっても過言ではない大阪弁が伝わっています。その中からいくつかの言葉を紹介していきます。一つ目が「けったい」です。「けったい」には「奇妙」とか「不思議」という意味があります。「不思議な味だね」という標準語の文章は、「けったいな味やで」という大阪の方言に直すことができます。他にも「けったいな人や」「けったいな話やな」などと、不思議なことや奇妙なものを見たときなどに、「けったい」という言葉が登場します。次に紹介する大阪の方言が「こしょばい」です。「こしょばい」には、「くすぐったい」という意味があります。体をくすぐられたときに、「こしょばい」と言うのはもちろん、くすぐったいような誉め言葉を言われたときなども、照れ隠しもあり「こしょばいこと言うな」などと言います。最後に紹介する大阪の方言が「ごっつい」です。「ごっつい」には「すごい」という意味があります。何かすごいものがあったとき、「それ、ごっついな」「ごっつおもしろいな」などと言います。

中臣氏の氏神として君臨した！『枚岡神社』

東大阪市出雲井町に鎮座する神社が『枚岡神社（ひらおかじんじゃ）』です。河内国一宮であり、『延喜式神名帳』に掲載されている歴史の深い神社です。生駒山地に鎮座していて、山岳信仰から始まった神社とされています。神武天皇が東征することになり、天種子命が勅命により、天児屋根命と比売神の2神を、東方山上の神津嶽（かみつだけ）に奉斎したのが建立の由来と伝わっています。御祭神の天児屋根命（あめのこやねのみこと）は中臣氏の氏神として知られています。中臣氏から分かれた藤原氏が氏神として『春日大社』を創建した際には、「枚岡神社」の御祭神である天児屋根命・比売神の分霊が勧請されていることから、「元春日」と呼ばれることもあります。藤原氏が繁栄するにともなって、崇敬を高めていった「枚岡神社」は、河内国一宮として頂点を極めました。1826年に氏子により、現本殿が造営されています。明治時代には、近代社格制度において、官幣大社に列しています。