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吹田市の特徴

吹田市は大阪府の北部に位置する市で、茨木市、箕面市、豊中市、大阪市、摂津市と隣接しています。人口は約38万5千人で、市の木はクスノキ、市の花はサツキです。市域の北側は千里丘陵で占められていて、南側は平坦な土地が広がります。旧石器時代の遺跡が発見されていることから、昔から人が住んでいたことが分かっています。平安時代には西国から大阪湾、神崎川を通って京都へ向かう河港として発展します。江戸時代には江戸幕府の天領や、上皇の領地『仙洞御料』となりました。1940年に市制施行し、吹田市が発足しました。「吹田」という市名は、5世紀ころの豪族・吹田連（すきたむらじ）一族が次田村を起こしたのが始まりとされています。高度経済成長期に『千里ニュータウン』の開発が行われ、爆発的な人口増加を始めます。1970年に『日本万国博覧会』が開催され、その開催地となりました。現在は『万博記念公園』として整備され、『太陽の塔』は、吹田市の象徴としてそびえ立っています。

吹田市にそびえ立つ芸術作品！『太陽の塔』！

吹田市を思い浮かべる時、『太陽の塔』が真っ先に浮かぶという人も少なくないのではないでしょうか。設計者は芸術家の岡本太郎です。このため「太陽の塔」は建造物であり芸術作品として評価されています。1970年に吹田市で開催された『日本万国博覧会』、通称『大阪万博』のテーマ館の一部として建造されました。テーマ館は撤去されましたが、「太陽の塔」は万博終了後も残されて、吹田市を見守っています。2020年には国の登録有形文化財に指定されています。高さは70mあり、腕の長さは約25mあります。「未来」を表現している上部の顔についた目は、日没とともに光る仕様となっています。正面胴体の顔は「現在」を表現し、背後の黒い太陽は「過去」を表しています。また塔の内部には『生命の樹』と呼ばれる生物の進化というテーマに沿った展示物が置かれています。万博終了後に非公開とされていましたが、2018年に再び公開されるようになっています。この時に、地下空間の『地底の太陽』も復元されています。

「おもろい」を使って大阪の人に溶け込もう！

吹田市が位置する大阪府に行くときは、現地の言葉を使ってみましょう。大阪の言葉は、大阪弁になります。大阪弁をいくつか覚えておくだけで、大阪滞在が楽しくなるのではないでしょうか。「おもろい」という大阪弁を覚えてみましょう。「おもろい」は「面白い」という意味があります。何かを見たときや聞いたとき、「面白い」と思ったら、「おもろい」を使ってみましょう。標準語とよく似ているため、使う時にそれほど抵抗がないはずです。例えば面白い人と出会った時、「おもろい人やなぁ」と言ってみましょう。言われた大阪の人は喜んで、もっと面白いことを言ってくれるようになるでしょう。また大阪の人と一緒にテレビを見る機会があったら、「面白い」と思ったタイミングで、「おもろい」と言ってみましょう。「このタレントはおもろいな」「このギャグ、最高におもろいな」などと大阪弁を使って感想を言うだけで、仲間として受け入れられやすくなるでしょう。

かつては樫の巨木が生えていた！『大神木神社』

吹田市山田市場に鎮座する神社が『大神木神社（だいしんぼくじんじゃ）』です。御祭神は大神木大神です。名神高速の高架の脇に鎮座しています。雄略天皇の夢の中に、天照大御神が現れて「自分一人では食事が安らかにできないので、丹羽国の等由気大神（とようけのおおかみ）を呼び寄せるように」と言いました。『豊受大神宮』を伊勢国の高倉渡会の山田ヶ原に遷宮する途中で、この地に仮宮を建てて1年余り鎮座したのが、神社の始まりとされています。境内には『鶴の松』という御神木がありましたが、江戸時代に台風によって倒れてしまいます。昔はこのような松の大木がたくさんあり、鶴が巣を作ったと言います。しかし豊臣秀吉が『大阪城』を築城するときに、材料とするため切り取られたという伝説が残されています。近くに「樫切山」という地名があり、樫の木の巨木を大勢の人で
伐採したという言い伝えがあります。この樫の木の巨木が神木で、「大神木神社」の寺号の由来になっているかもしれません。