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岸和田市の特徴

岸和田市は大阪府の南部に位置する市で、和泉市、貝塚市、泉北郡忠岡町、また和歌山県紀の川市、伊都郡かつらぎ町と隣接しています。人口は約18万8千人で、市の木はクス、市の花はバラです。市域は大阪湾から和泉山脈へ、東西に広がっています。14世紀には「岸和田」という地名が文書に登場するなど、歴史ある場所です。室町幕府将軍・足利義満が、岸和田荘を『石清水八幡宮』に寄進したという記載が残されています。1585年に小出秀政が『岸和田城』城主となり、岸和田藩を立藩し、城下町の建設が始まります。江戸時代には岡部氏の城下町として発展を遂げました。1703年には『岸和田だんじり祭り』の起源と言われる『稲荷祭』が始まります。1922年に市制施行し岸和田市が発足しました。高度経済成長期に沿岸部を埋め立てて、『大阪鉄鋼金属団地』を造成し企業誘致に努め、現在は工業都市となっています。市内をJR西日本阪和線、南海電鉄南海本線が通り、中心となる駅は『岸和田駅』と、『東岸和田駅』です。

祭りのために生きている市民も多い！『岸和田だんじり祭り』！

岸和田市の代名詞となっているのが『岸和田だんじり祭り』です。祭りの時期には、岸和田市内は祭り一色になり、岸和田出身の他府県の人々が、一斉に帰郷すると言われるほどの盛り上がりを見せます。1703年に岸和田藩主・岡部長泰が、京都府の『伏見稲荷大社』を『岸和田城』三の丸に勧請し、『三の丸神社』を建立しました。そし、五穀豊穣を祈って行った『稲荷祭』がお祭りの始まりとされています。「岸和田だんじり祭り」の魅力は、その迫力と荒々しさです。特に曳き手が走り、速度に乗っただんじりを方向転換させる『やりまわし』は見所となっており、多くの観光客を集めます。「岸和田だんじり祭」は岸和田市内にある神社のお祭りの総称で、基本的には地元の神社でその年の五穀豊穣を祝います。全国的にも知名度が高く、日本を代表する祭りの一つとなっているため、毎年約60万人もの観光客が訪れる人気ぶりです。「岸和田市民は、だんじりのために生きている」と言われるほど祭り好きで知られています。

「はよ」の意味は？大阪の方言を紹介します！

岸和田市がある大阪府には「大阪弁」があります。他の地方の方言よりも、聞く機会が多い方言かもしれません。これから大阪に行く機会がある人は、大阪弁を覚えて現地で使ってみましょう。それだけで旅や仕事がぐっと楽しくなるでしょう。「はよ」という大阪弁があります。「はよ」には「早く」という意味があります。少し急いでほしい時、早くしてほしいと感じた時、なかなか「早く」とは言いにくいものです。このような時に、大阪弁の「はよ」を使ってみましょう。「はよ、来て」とか、「はよ、帰ろ」なら、相手の機嫌を損ねずに、せかすことができそうです。「せや」という大阪弁も覚えておくと便利です。「せや」には「そうだ」という意味があります。大阪の人に「明日まで大阪にいるの？」と聞かれたとき、その通りなら「せや」とか「せやねん」と言ってみましょう。「明日は、観光？」と聞かれたとき、「独身？」と聞かれたときなど、その通りだと思ったら「せやねん」と言います。それだけで会話が弾み、相手との距離が近くなるでしょう。

東岸和田だんじり祭りの宮入が行われる！『矢代寸神社』

岸和田市八田町に鎮座する神社が『矢代寸神社(やしろぎじんじゃ)』です。御祭神は武内宿禰(たけうちのすくね) 、波多八代宿禰(はたやしろのすくね) です。武内宿禰は景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代の天皇に仕えたとされている、伝説の忠臣として知られています。また紀氏や葛城氏、蘇我氏など、有力豪族の祖とされています。創建年代は定かではありませんが、503年に創建されたとされており、『延喜式神名帳』に掲載されている歴史ある神社です。1090年のお正月には、白河上皇が参拝したとされています。江戸時代の1640年には岡部宣勝が入封して藩主となり、「矢代寸神社」和泉国岸和田藩の一宮としました。その後、藩主交代の時、また参勤交代の際には、藩主自ら岡部家の菩提寺である『泉光寺』とともに参拝されました。1737年には『一宮牛頭天王(いちのみやごずてんのう)』を称します。1907年に『諏訪神社』を合祀します。毎年10月には、『東岸和田だんじり祭り』の宮入が行われます。