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枚方市の特徴

枚方市は大阪府の北部に位置する市で、寝屋川市や交野市、高槻市や三島郡島本町、また京都府八幡市、京田辺市、さらに奈良県生駒市と隣接しています。人口は約39万7千人で、市の木はヤナギ、市の花はキクです。市域は東の生駒山地と、西を流れる淀川に囲まれています。枚方市の歴史は古く、6世紀には継体天皇が樟葉宮（くずはのみや）で即位したと伝わっています。また『日本書紀』には枚方が「比攞哿駄（ひらかた）」として初出しています。1490年に津田正信が『津田城』を築きます。1559年には連如の子・実従が『順興寺』の住持となり、以降寺内町として発展しました。17世紀に入ると宿場町「枚方宿」として発展しました。戦前から戦中にかけて、軍需産業が盛んになります。1947年に市制施行し、枚方市が発足しました。高度経済成長期にベッドタウン化して、大幅に人口を増やし、現在に至ります。市内には京阪電鉄京阪本線、交野線、JR西日本片町線が通り、『枚方市駅』が中心駅となっています。

ひらパー兄さんでＶ字回復！『ひらかたパーク』！

枚方市枚方公園町にある京阪電鉄系列『京阪レジャーサービス』が運営するテーマパークが『ひらかたパーク』です。通称は「ひらパー」です。現存する遊園地の中で、日本最古を誇ります。前身は寝屋川市にあった「香里遊園地」です。1910年に、京阪電車の開通に合わせて『香里駅』近く開園しました。周辺を住宅地として開発するために『枚方駅』付近訳1万平方メートルの土地を購入し、移転されます。1996年に80億円の予算を組み、敷地内を大規模に改装し、リニューアルオープンしました。相島一之を起用したテレビコマーシャルでは「ひらパー 目指せ知名度100%」との宣伝を行い、話題になります。年間入園者は最盛期の1974年の160万人をピークに、2011年には87万人まで落ち込みます。しかし、その後『ひらパー兄さん』の活躍などにより、2016年には120万人まで回復し、海外観光客なども増えています。歴代の「ひらパー兄さん」には、ブラックマヨネーズの小杉竜一、吉田敬、Ⅴ6の岡田准一がいます。

大阪弁「ほな」は気軽に使える魔法の挨拶！

枚方市のある大阪府には、独自の文化と言葉があります。これから大阪に仕事や遊びに行く機会がある人は多いかもしれません。そのような人に知っておいてほしい、大阪弁を紹介します。覚えたい大阪弁が「ほな」です。「ほな」には「それでは」という意味があります。また「ほな」には「それではさようなら」という意味もあります。どこかから立ち去るときに、何か挨拶をしたいと思ったら、「ほな」を使ってみましょう。例えばホテルに宿泊した翌日に、フロントで鍵を返した後、「さようなら」と言うのは、少し堅苦しい気がします。そこで「ほな」という大阪弁を使って、軽く手を挙げると、フロントの方も微笑んでくれるかもしれません。大阪出身の人と、会社で働いている方も、仕事終わりの別れ際などに「ほな」と言って挨拶をして別れると、良いコミュニケーションがとれそうです。「ほな、また」や「ほな、さいなら」というだけで、大阪人のようにふるまうことができそうです。

百済の王族を祀る神社！『百済王神社』

枚方市中宮西之町に鎮座する神社が『百済王神社（くだらおうじんじゃ）』です。百済滅亡後に日本に残留した百済王族・善光は、朝廷から「百済王（くだらのこにきし）」という精を賜ります。善光の曾孫である百済王敬福は、陸奥守に任ぜられて、749年に陸奥国小田郡で、金900両を発見し、朝廷に献じました。その功により、敬福は従三位宮内卿・河内守に任じられます。この時に、百済王氏の居館を難波から河内に移します。この地には氏寺として『百済寺』、氏神として「百済王神社」が造営されます。敬福の子、南典が亡くなると、朝廷は百済王の祀廟を建立させました。何度かの火災に見舞われて、「百済寺」と「百済王神社」は衰退していきます。その後、奈良の『興福寺』の支配下にはいり再興が図られました。現在の本殿は、奈良『春日大社』の本殿を移築したものです。京阪交野線『宮之阪駅』から徒歩10分で訪れることができます。「百済寺跡」は神社に隣接していて、特別史跡に指定されています。